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寒冷凝集反応 かんれいぎょうしゅうはんのうcold agglutination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寒冷凝集反応
かんれいぎょうしゅうはんのう
cold agglutination

37℃以下の寒冷状態で血球や細菌を凝集させる抗体である「寒冷凝集素」 cold agglutininを検出する方法。マイコプラズマ肺炎伝染性単核症,ウイルス性肺炎などの場合,血清中の寒冷凝集素の値が上昇するので,その診断に利用される。このためマイコプラズマ肺炎のことを寒冷凝集反応陽性肺炎ともいう。重症のマイコプラズマ肺炎の場合には 75~90%が陽性になるが,健康人の場合でも多少の寒冷凝集素は認められるので,確定診断にはその他の検査法を併用する必要がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんれいぎょうしゅうはんのう【寒冷凝集反応 cold agglutination】

採血後冷やさずに血液から分離,採取した正常ヒト血清を連続的にうすめてつくった系列に,同じヒトの血球または他のヒトのO型血球浮遊液を加え,5~10℃の低温で反応を進めると,10倍希釈前後まで血球の凝集がみられる。しかし,その凝集は反応液を37℃に温めるとほぐれる。これは正常ヒト血清中に少量だが低温で血球と結合して凝集を起こし,高温ではずれる寒冷凝集素と呼ばれる自己または同種自然抗体があるためで,この抗体で起こる上述の現象,またはそれを検出,測定する方法を寒冷凝集反応という。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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