寒椿(読み)カンツバキ

デジタル大辞泉 「寒椿」の意味・読み・例文・類語

かん‐つばき【寒×椿】

サザンカの園芸品種。よく分枝するが矮小わいしょうで、12月2月紅色八重の花が咲く。庭木盆栽にする。主に関東地方でいい、関西では獅子頭ししがしらとよぶ。
寒中に咲くツバキ 冬》「―つひに一日懐手波郷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寒椿」の意味・読み・例文・類語

かん‐つばき【寒椿】

  1. 〘 名詞 〙 ツバキ科の常緑低木。観賞用に栽植される。ツバキの園芸種で、サザンカとツバキの交配に由来すると考えられている。幹はよく枝分かれし高さ一~二メートルになるが、矮性(わいせい)のものが多く盆栽用にされる。葉は革質楕円形で互生する。花は、一一月から一月にかけて咲き、普通淡紅色一重で小形。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「寒椿雪を莟みて猶赤し〈綺石〉」(出典:俳諧・発句題叢(1820‐23)冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「寒椿」の解説

寒椿 (カンツバキ)

学名Camellia sasanqua var.fujikoana
植物。ツバキ科の常緑低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android