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対当 たいとうoppositio; opposition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対当
たいとう
oppositio; opposition

対立ともいう。形式論理学において同一の主語と述語をもちながら,その質 (肯定,否定) ,量 (全称特称) において異なる2つの判断,または命題の間の関係をいう。A (全称肯定) とO (特称否定) およびE (全称否定) とI (特称肯定) の間には矛盾対当が,AとEの間には反対対当が,IとOの間には小反対対当が,AとIおよびEとOの間には大小 (兼摂) 対当がある。なお与えられた判断の真偽に応じて,他の判断の真偽を判定する推理法を「対当による推理」という (→三段論法 ) 。

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デジタル大辞泉の解説

たい‐とう〔‐タウ〕【対当】

[名](スル)
向かい合うこと。
つりあうこと。相当。
対当関係

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世界大百科事典 第2版の解説

たいとう【対当 opposition】

論理学の用語。伝統的論理学においては,A(すべてのSPである),I(或るSPである),E(いかなるSPでない),O(或るSPでない)という4種の命題が取り扱われている。対当とは,SおよびPを同じくする二つの命題の形式的な関係(図)を意味し,次の4種にわかれる(以下では,〈pq〉は〈pからqが導出される〉を,〈pq〉は〈pからqが,かつ,qからpが導出される〉を表す)。(1)AO,EIの関係は,矛盾対当と呼ばれ,下の関係が成立する。

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大辞林 第三版の解説

たいとう【対当】

( 名 ) スル
相対すること。
釣り合うこと。相当。
対当関係 」に同じ。

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世界大百科事典内の対当の言及

【衝】より

…惑星,小惑星,すい星,月が,地球から見て太陽と正反対の方向に見えるときのことで,正確には太陽とそれらの天体の視黄経の差が180゜になった瞬間である。内惑星には衝は存在しない。外惑星や小惑星などは,一般に衝の付近で地球にもっとも接近し,見かけの半径が最大となり,光度ももっとも明るくなる。したがって,衝のころは惑星の表面の観測や暗い小惑星の位置観測の好機である。なお,満月は月の衝にあたり,これを〈望〉という。…

【闘争】より

…要するに闘争においては,(1)相手(敵国,論敵,訴訟相手など)の戦闘力,学説,法律行為上の妨害などを排除,妨害,停止することが相互作用の直接目的であり,(2)対立主体(当事者)のうち少なくとも一方は他方を,自己の否定すべき相手として意識している。こういう意味での闘争は,広く対立oppositionとか抗争struggleと呼ばれる相互否定的な作用形態のうち,最も否定的性質の激しいものとして代表的な位置を与えられてきた。 これに対して,たとえば受験競争や会社の昇進競争などのように,一般に〈競争〉と呼ばれる形態では,複数の行為者の間で相互に他の行為主体を排除したり,その行為を妨害し停止させることが直接の目標ではなくて,あくまでも結果的に生じるかもしれない事態にすぎない。…

※「対当」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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