日本歴史地名大系 「尊勝寺跡」の解説
尊勝寺跡
そんしようじあと
京都市左京区
〈京都・山城寺院神社大事典〉
〔創建〕
康和二年(一一〇〇)に堀河天皇の御願寺として造営が計画され、同年三月二七日に造作始めの日時を勘申(中右記)、七月二五日には仏像の造立を開始(為房卿記)、八月八日に木作始めが行われた(中右記)。造仏始めには大仏師円勢以下、小仏師一三〇人が参列したとも(同書)、仏師八〇人、小仏師一二〇人が参列したともいうが(元亨四年具注暦裏書)、その仏師たちは法勝寺の西に仮屋を建て造仏にあたっており(為房卿記・元亨四年具注暦裏書)、このときの仏師たちの作業場がのちの最勝寺の寺地となった。
尊勝寺跡
そんしようじあと
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報