小仏関(読み)こぼとけのせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小仏関
こぼとけのせき

甲州街道にあった近世関所武蔵国相模国との (東京都八王子市と神奈川県相模原市との境) に位置した。箱根関碓氷関とともに関東三関の一つをなす。関址は小仏峠東麓の駒木野 (こまぎの) にあり,関守の家,問屋場本陣なども現存する。

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百科事典マイペディアの解説

小仏関【こぼとけのせき】

甲州道中の武蔵国多摩郡上長房(かみながぶさ)村駒木野(こまぎの)(現東京都八王子市)に設けられた関所で,駒木野関所とも称された。国指定史跡。戦国時代,小田原北条氏小仏峠に甲斐武田氏に備えて設けたのに始まるといい,のち東麓の駒木野に移った。徳川氏の関東入国後は,江戸防衛の役を果たした。大久保長安,八王子代官が管理,寛永期(1624−1644)以降は関所番4人(のち3人)が詰めた。1869年に廃された。

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世界大百科事典 第2版の解説

こぼとけのせき【小仏関】

江戸時代,江戸防衛のため甲州道中に設けられた関所。武蔵国多摩郡上長房村駒木野(現,八王子市)にあったので別名駒木野関所。戦国期,後北条氏が甲斐武田氏防備のため小仏峠山頂に設けたのが始まりで,のち駒木野へ移る。徳川氏関東入国後,大久保長安,八王子代官が支配し,寛永期(1624‐44)以降は関所番4人,のち3人で警備に当たる。1869年(明治2)廃止。関所跡は国指定史跡。【村上 直】

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