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箱根関 はこねのせき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

箱根関
はこねのせき

江戸時代,東海道小田原,三島両宿間の箱根峠におかれた関所。元和4 (1618) 年頃の設置で,「箱根八里」の難所にあり,いわゆる入鉄砲出女 (いりでっぽうでおんな) の監視は厳重をきわめ,江戸防衛の関門として重視された。

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百科事典マイペディアの解説

箱根関【はこねのせき】

東海道に設けられた江戸時代関所。設置年代は不詳だが,1600年にはすでに存在し,この頃には元箱根(もとばこね)の箱根三所権現(現箱根神社)一ノ鳥居付近にあったという。
→関連項目芦ノ湖箱根峠

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世界大百科事典 第2版の解説

はこねのせき【箱根関】

江戸時代に東海道に設けられた関所(現,神奈川県足柄下郡箱根町)。広義には箱根宿東側の箱根関所と仙石原根府川,川村,矢倉沢,谷ヶ(やが)の各脇関所を含める。狭義の箱根関は開設年代は不明だが,1600年(慶長5)にはすでに存在した。箱根宿東隣の現在の関所跡に設けられたのは19年(元和5)である。初期の規模は不明。85年(貞享2)番頭・横目など侍4,定番人3,足軽11,中間2,武具として弓5,鉄砲10など,役人はすべて小田原藩士で,定番人の居付き手当は幕府支給であった。

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大辞林 第三版の解説

はこねのせき【箱根関】

江戸時代、東海道の箱根山中に設けられた関所。神奈川県足柄下郡箱根町の芦湖畔にある本関のほかに五か所の裏関所があり、小田原藩管理下にあって、厳重に通行を取り締まった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

箱根関
はこねのせき

東海道の箱根山(あし)ノ湖(こ)畔に設けられた関所(神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町)。その始源は古く、鎌倉時代の承久(じょうきゅう)の乱(1221)には、足柄(あしがら)・箱根両道の関で京方の軍勢を迎撃すべしとの議あり、南北朝時代には、箱根芦川宿のへんに関所を設けて鎌倉円覚(えんがく)寺の修理料にあてている。これは元箱根の箱根権現(ごんげん)横大門鳥居のへんにあった関所とみられ、江戸幕府は、1618年(元和4)新設の箱根宿に隣接して翌年前述の関所を移転、以後1869年(明治2)まで常置された。箱根関所は幕府の「重キ関所」の筆頭であり、小田原藩がこれを預り警衛した。そこでは「入鉄炮(いりでっぽう)」よりも「出女(でおんな)」の検閲に重点が置かれた。関所役人は、小田原城下から20日間交代で勤番する番頭(ばんがしら)、横目(よこめ)、番士、足軽(あしがる)、中間(ちゅうげん)(計20人程度)と、箱根常住の定番人(三人)、人見(ひとみ)女からなる。冠木(かぶき)門を入った関所内には、芦ノ湖側に高札(こうさつ)場・面(めん)番所が並び、反対側には足軽番所と獄屋、その裏手の屏風(びょうぶ)山には遠見(とおみ)番所があった。門外の箱根宿の本陣では、亭主の女房が人見女にかわり大名の奥方などの身体検査をした。現在、国史跡に指定、公開されている。[丸山雍成]
『石内為次郎著『箱根八里』(1913・箱根町石内旅館) ▽箱根関所研究会編『東海道箱根宿関所史料集』全3冊(1972~75・吉川弘文館) ▽立木望隆著『箱根の関所』第5版(1978・箱根町箱根関所管理事務所) ▽加藤利之著『箱根関所物語』(1985・神奈川新聞社) ▽岩波書店編集部編・刊『箱根』復刻版(1990)』

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世界大百科事典内の箱根関の言及

【関所】より

… 近世の関所の機能を端的に表現するものとして,〈入鉄砲に出女〉の言葉がある。それは関東内への諸大名等の鉄砲以下の武器潜入,江戸藩邸の大名妻子の国許への逃亡を監視することが主任務であったが,幕府の全国支配が貫徹するころには箱根関のように前者の検閲が若干緩和される例もみられた。関所通過の際,一般に通行者は笠・頭巾をとり,乗物の大名は引戸を開くことが必要であり,鉄砲には老中発行の鉄砲手形,出女には留守居(るすい)発行の女手形の携帯が義務づけられていた。…

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