小便(読み)ショウベン

デジタル大辞泉 「小便」の意味・読み・例文・類語

しょう‐べん〔セウ‐〕【小便】

[名](スル)
1 老廃物として腎臓で血液中から濾過ろかされ、尿管から膀胱ぼうこうにたまり、尿道を経て体外に排出される液体。また、それを排出すること。尿。ゆばり。小用。小水。「小便に立つ」「寝小便」「立ち小便」「小便小僧」
2 いったん約束した売買を一方的にとりやめること。「契約を小便されてはたまらない」
[類語]小水・尿・おしっこ

しょん‐べん【▽小便】

[名](スル)「しょうべん(小便)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「小便」の意味・読み・例文・類語

しょう‐べんセウ‥【小便】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( ━する ) 血液中の老廃物および水分が腎臓で濾過(ろか)されて、膀胱(ぼうこう)から尿道を通って体外に排出されるもの。また、それを排出すること。尿。小用。小水。しょんべん。ゆばり。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「小便の急也(なり)けるにや、築垣に向て南向に突居(ついゐ)て尿(ゆばり)をしければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
    2. 「Xôben(ショウベン) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    3. [その他の文献]〔漢書‐張安世伝〕
  3. ② ( ━する ) 売買などの契約後に、売手か買手かが不当にその契約を破ること。中途で違約すること。また、物事を中途でやめたり、廃止したりすること。破約。しょんべん。
    1. [初出の実例]「かんよき時分に、先たべまいといふておもてへ出る。其時男はしり出て、せうべんはさせぬといひて」(出典:仮名草子・竹斎はなし(1672頃)下)
    2. 「小便を四十七人せずに居る」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
  4. ③ 「しょうべんぐみ(小便組)」の略。
    1. [初出の実例]「小便をいめばきりゃうがどっとせず」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))

しょん‐べん【小便】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょうべん(小便)」の変化した語 )
  2. ① =しょうべん(小便)①
    1. [初出の実例]「おめへがはたけへおりて、しょんべんをしていたときだものを」(出典:洒落本・まわし枕(1789))
  3. ② =しょうべん(小便)②
    1. [初出の実例]「たまたま直(ね)が出来たら小便(ションベン)か」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

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改訂新版 世界大百科事典 「小便」の意味・わかりやすい解説

小便 (しょうべん)

→尿

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普及版 字通 「小便」の読み・字形・画数・意味

【小便】しようべん

ゆばり。

字通「小」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の小便の言及

【尿】より

…排出【佃 弘子】
【ヒトの尿】
 血漿成分を原料として腎臓でつくられ,尿路(尿管,膀胱,尿道)を通して体外に排出される液体。俗にいう小便,小水のこと。尿には体内の種々の代謝産物のうち,生体にとって不必要ないわゆる老廃物や過剰物質などが含まれる。…

※「小便」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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