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小舞踏病 しょうぶとうびょうchorea minor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小舞踏病
しょうぶとうびょう
chorea minor

セント・ビータス舞踏病シデナム舞踏病リウマチ性舞踏病ともいう。5~15歳の女児に多い病気で,若年の妊婦がかかることもある (妊娠性舞踏病) 。リウマチ熱によるものが多いが,約 20%は非リウマチ性が占める。ヒステリー性のものを大舞踏病というのに対して命名された。多くは徐々に発病,進行し,全身の違和感,不機嫌などに続いて,顔面や四肢に不規則な不随意運動が起る。運動は迅速,円滑,突進性で,ひどくなると歩行や起立も困難になる。重症では麻痺が現れるが,半身だけのこともある。普通の場合,予後もよく,心身の安静のほか,鎮静剤などの使用で,1~2ヵ月で全治する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内の小舞踏病の言及

【シデナム】より

…痛風,舞踏病,肺炎などの記述があり,主著《医学観察Observationes medicinae》(1676)が名高い。通常リウマチ性疾患に関連して,主として小児におこる小舞踏病chorea minorを詳しく記載したことから,この病気はとくに〈シデナム舞踏病〉とよばれる。【古川 明】。…

【舞踏病】より

…シデナム舞踏病,ハンティントン舞踏病が代表的であるが,そのほかにも症候として舞踏病様不随意運動を呈する疾患がいくつかあり,舞踏病という言葉は病名として用いられるばかりでなく,このように症候を示す場合にも使われることがある。
[シデナム舞踏病Sydenham’s chorea]
 イギリスの医師T.シデナムにより1684年初めて記載されたもので,小舞踏病chorea minorともいわれる。溶連菌感染によるリウマチ熱に伴うものが多いが,抗生物質の普及とともに近年は非常にまれになってきている。…

※「小舞踏病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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