山元町(読み)やまもとちよう

日本歴史地名大系 「山元町」の解説

山元町
やまもとちよう

面積:六三・八二平方キロ

県の海岸部最南端にあり、南は福島県相馬そうま新地しんち町、北は亘理町、東は太平洋、西は阿武隈丘陵を境に角田かくだ市・伊具いぐ丸森まるもり町に接する。常磐線と国道六号(江戸浜街道・陸前浜街道)南北に貫通する。かつて阿武隈丘陵の山裾には多くの沼池が点在し、山間の沢水とともに灌漑用水に利用されてきた。耕地面積の六三パーセントは水田で、米作を主とし、農家戸数が世帯数の四〇パーセントを占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山元町」の意味・わかりやすい解説

山元〔町〕
やまもと

宮城県南東部,太平洋に面する町。南は福島県に接する。1955年山下村,坂元村の 2村が合体し町制。町名は旧村名より 1字ずつとって命名西部は阿武隈山塊の支脈,亘理丘陵(わたりきゅうりょう)が南北に走り,気候は比較的温暖。果樹,野菜栽培が盛んで,海岸砂丘ではイチゴが,西側の丘陵でリンゴが栽培されている。中心地区は山下で,山下海水浴場や高瀬の大ツバキは有名。中央を JR常磐線,国道6号線が縦貫。2011年,東北地方太平洋沖地震に伴う津波により大きな被害を受けた。面積 64.58km2人口 1万2046(2020)。

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