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島前 どうぜん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

島前
どうぜん

島根県隠岐諸島西部,西ノ島中ノ島知夫里島を中心とする島々の総称。北東部の島後に対する。新第三紀に噴出した粗面玄武岩からなり,西ノ島の焼火山を中央火山,3島を外輪山とする火山体の形をとっている。国指定名勝・天然記念物の国賀海岸知夫赤壁,国指定天然記念物のクロキヅタ産地,星神島のオオミズナギドリ繁殖地などがあり,大山隠岐国立公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

どう‐ぜん〔ダウ‐〕【島前】

島根県北東部、日本海上にある隠岐(おき)諸島中、知夫里(ちぶり)島・西ノ島・中ノ島を中心とする島々の総称。島根半島の北方約50キロメートルに位置する。島後(どうご)水道を経て対する島後と合わせ隠岐諸島という。養殖漁業と観光開発が進んでいる。大山(だいせん)隠岐国立公園に属する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔島根県〕島前(どうぜん)


島根県北部、隠岐(おき)諸島南西部の島嶼(とうしょ)群の総称。西ノ(にしの)島・中ノ(なかの)島・知夫里(ちぶり)島と付近の属島をいう。島後(どうご)に対する称。西ノ島の焼火(たくひ)山(標高452m)を中央火口丘とする古い火山のカルデラが沈水し、島になったという。西ノ島北西岸の国賀(くにが)海岸はじめ外海側には海食崖(かいしょくがい)・海食洞が発達。大山(だいせん)隠岐国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

島前
どうぜん

島根県北東部、隠岐(おき)諸島南西部にある西ノ島、中ノ島、知夫里(ちぶり)島などの総称。隠岐郡西ノ島町、海士(あま)町、知夫村からなる。主として第三紀の粗面玄武岩からなる200メートル前後の丘陵と台地で、わずかに粗面岩が貫いている。島前全体が西ノ島の焼火(たくひ)山(452メートル)を中央火口丘とする外輪山とされている。三島は環状に連なり、カルデラにあたる内海を抱き、知夫里島と中ノ島間に大口(おおくち)、知夫里島と西ノ島間に赤灘(あかなだ)瀬戸、中ノ島と西ノ島間に中井口の海峡があって外洋に通じている。外洋側は断層や海食による断崖(だんがい)が続き、国賀(くにが)海岸(西ノ島)、知夫赤壁(ちぶのせきへき)(知夫里島)などの景勝地があり、全域が大山(だいせん)隠岐国立公園に属す。[飯田 光]

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世界大百科事典内の島前の言及

【隠岐】より

…島根県北東部,日本海に浮かぶ諸島。ほぼ円形の島後(どうご)と南西の知夫里(ちぶり)島,中ノ島,西ノ島(この3島を島前(どうぜん)という)の4島のほか,約180の小島からなる。かつて島後は周吉(すき),穏地(おち)の2郡,島前は知夫,海士(あま)の2郡に分かれていたが,1969年4郡を合併して全域を隠岐郡と改称した。…

【島根[県]】より

…山間部には小盆地が発達し,とくに出雲地方の山間部には近世の砂鉄採取地が,盆地,段丘上に特有の地形を残す。隠岐諸島は日本最古の岩石ともいわれる隠岐片麻岩を基盤とする島後(どうご)と,焼火(たくひ)山を中央火口丘とし,西ノ島,中ノ島,知夫里(ちぶり)島に囲まれた内海をカルデラ火口原とする島前(どうぜん)からなる。島前,島後ともに海食崖がとくに島の北西側に発達している。…

※「島前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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