出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
島根県北東部、隠岐(おき)諸島南西部にある西ノ島、中ノ島、知夫里(ちぶり)島などの総称。隠岐郡西ノ島町、海士(あま)町、知夫村からなる。主として第三紀の粗面玄武岩からなる200メートル前後の丘陵と台地で、わずかに粗面岩が貫いている。島前全体が西ノ島の焼火(たくひ)山(452メートル)を中央火口丘とする外輪山とされている。三島は環状に連なり、カルデラにあたる内海を抱き、知夫里島と中ノ島間に大口(おおくち)、知夫里島と西ノ島間に赤灘(あかなだ)瀬戸、中ノ島と西ノ島間に中井口の海峡があって外洋に通じている。外洋側は断層や海食による断崖(だんがい)が続き、国賀(くにが)海岸(西ノ島)、知夫赤壁(ちぶのせきへき)(知夫里島)などの景勝地があり、全域が大山(だいせん)隠岐国立公園に属す。
[飯田 光]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…島根県北東部,日本海に浮かぶ諸島。ほぼ円形の島後(どうご)と南西の知夫里(ちぶり)島,中ノ島,西ノ島(この3島を島前(どうぜん)という)の4島のほか,約180の小島からなる。かつて島後は周吉(すき),穏地(おち)の2郡,島前は知夫,海士(あま)の2郡に分かれていたが,1969年4郡を合併して全域を隠岐郡と改称した。…
…山間部には小盆地が発達し,とくに出雲地方の山間部には近世の砂鉄採取地が,盆地,段丘上に特有の地形を残す。隠岐諸島は日本最古の岩石ともいわれる隠岐片麻岩を基盤とする島後(どうご)と,焼火(たくひ)山を中央火口丘とし,西ノ島,中ノ島,知夫里(ちぶり)島に囲まれた内海をカルデラ火口原とする島前(どうぜん)からなる。島前,島後ともに海食崖がとくに島の北西側に発達している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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