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川瀬巴水

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

川瀬巴水

東京・新橋生まれ。日本画家鏑木清方の弟子になり、伊東深水の影響で版画家に転向。浮世絵版画の新たな世界を切り開き、雪、月、雨など詩情的な風景版画で「旅情詩人」などと呼ばれる。国内より海外での評価が高く、葛飾北斎歌川広重と並び称される人気がある。

(2011-10-25 朝日新聞 朝刊 ちば東葛 1地方)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

川瀬巴水 かわせ-はすい

1883-1957 大正-昭和時代の版画家。
明治16年5月18日生まれ。青柳墨川(ぼくせん),荒木寛友に日本画を,さらに白馬会葵橋(あおいばし)洋画研究所で洋画もまなぶ。のち鏑木清方(かぶらき-きよかた)に師事。大正7年渡辺版画店から初の版画3点を出版。「旅みやげ」「日本風景選集」などの風景版画を制作した。昭和32年11月7日死去。74歳。東京出身。本名は文治郎。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

川瀬巴水
かわせはすい
(1883―1957)

版画家。東京に生まれる。本名文治郎。初め川端玉章(ぎょくしょう)門下の青柳墨川に、ついで荒木寛友に、さらに白馬会洋画研究所に入ったのち、鏑木清方(かぶらききよかた)に師事した。巴水という号は清方の命名による。1918年(大正7)渡辺木版画店より版画の処女作を出して以来、日本各地を写生し、大正・昭和を通じて風景版画を制作した。この時代はまた創作版画運動の興隆期でもあったが、巴水は、伝統的な浮世絵版画の叙情的世界に、自然に肉薄する近代人の視点を導入することにより、独自の世界を展開した。[玉蟲玲子]
『楢崎宗重解説『川瀬巴水木版画集』(1979・毎日新聞社)』

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