彼程(読み)アレホド

デジタル大辞泉 「彼程」の意味・読み・例文・類語

あれ‐ほど【彼程】

あの程度。あれくらい。あんなに。副詞的にも用いる。「彼程人物ほかにいない」「彼程注意したのに言うことを聞かない」
[類語]さしもあんななにほどかばかりこれほどそれほどさほどさのみさまでどれほどいかほどそれくらいこのくらいこれくらいこればかりこれっぽっちこれきりこれっきりこれだけこれしきそれしき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「彼程」の意味・読み・例文・類語

あれ‐ほど【彼程】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あのように。あれくらい。あんなに。あのくらい。あれほどき。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「鞠はいしいものかな。あれほど左衛門督をはしらすることよ」(出典:弁内侍日記(1278頃)建長元年三月)
    2. 「あれほどの不覚人(ふかくじん)弓矢取る奉公をするか。其処罷(まか)り立ち候へ」(出典義経記(室町中か)四)
  3. ( 副詞的に用い ) あれくらい明白に。あんなにはっきりと。
    1. [初出の実例]「あれほどのうれんに、すりはぐ屋と書てはないか」(出典:咄本・当世手打笑(1681)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android