デジタル大辞泉
「如何程」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
いか‐ほど【如何程】
- 〘 名詞 〙
- ① 物事の分量、程度、価値、値段などを疑い問う意を表わす。どれほど。どのくらい。
- [初出の実例]「是より〈略〉備前の有木の別所へは、いか程の道ぞ」(出典:平家物語(13C前)二)
- 「判官殿はいかほどでこの吉野をば開かせられたぞ」(出典:謡曲・吉野静(1423頃))
- ② 物事の分量、程度、価値などの数値が、限度のわからないほど多い意を表わす。どれほど多く。たくさん。どんなにひどく。
- [初出の実例]「いかほど心ざしのなきにこそあらめ」(出典:とりかへばや物語(12C後)中)
- ③ 分量、程度などを不定のままにいう意を表わす。これこれぐらい。どれくらい。
- [初出の実例]「破三段に、三色の音曲いか程、急に似合ひたる曲風いか程と、音曲の句数を定めて、一番を建立するを、能作るとは申す也」(出典:三道(1423))
- ④ ( 条件を表わす表現を伴い、副詞的に用いる ) どんなに…しても。どれほど…であっても。
- [初出の実例]「いかほど菩提心をもおこせども、自力かなはず」(出典:空善聞書(1489‐99))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 