


(てつ)。
は古くは
(てつ)としるし、鬲(れき)などの器を陳設する意。その陳設し終わることを徹という。〔説文〕三下に「
るなり」とし、字を「彳(てき)に從ひ、攴(ぼく)に從ひ、
に從ふ」と会意に解するが、儀礼のときに鬲や豆(とう)など食器の類をならべる意のようである。よって通徹・貫徹の意となり、徹底・徹夜のように用いる。陳列したものを撤去することを撤という。
に作り、〔説文〕十三下に「發するなり」とあるものは、〔左伝、襄九年〕「小屋を徹す」、〔詩、小雅、節南山〕「我が牆屋を徹す」の徹の本字であろう。もと力を主とする字であった。水の澂
(ちようてつ)なるものを
という。
diatは同声。徹に通達・澄明の意があり、水には
という。また徹は陳設し終わることをいい、儀礼が終わって器を撤することを撤diatという。徹・撤は対待をなす語であると思われる。
徹・
徹・通徹・透徹・洞徹・冰徹・平徹・冷徹・朗徹出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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