心延え(読み)ココロバエ

デジタル大辞泉 「心延え」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ばえ〔‐ばへ〕【心延え】

《「ばえ」は心の働きを外部に及ぼすことの意》
心の状態。心の持ち方。気だて。「心延えの優しい人」
思いやり。配慮
「そのほどの―はしも、ねんごろなるやうなりけり」〈かげろふ・上〉
おもむき。味わい。風情
「水の―など、さる方にをかしくしなしたり」〈帚木
趣意趣向
「扇どもあまたさぶらふ中に、蓬莱作りたるをしもりたる、―あるべし」〈紫式部日記
[類語]さが気性気質性向性情性格気象気立て気前心根心柄じょうたち性分性質本性本能天性気心気風人となり人間性キャラクター気質かたぎ肌合い家風精神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android