心柄(読み)ココロガラ

デジタル大辞泉 「心柄」の意味・読み・例文・類語

こころ‐がら【心柄】

心の持ち方。気だて。性格。「心柄がしのばれる」
「ねえさんの―でふいにしちゃったんだわ」〈康成雪国
《「心から」の変化自分の心が原因でそうなること。自業自得
り殺されるのも―」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]性格気性気象気立て気前心ばえ心根性質性向性情気質たちさがしょう性分しょうぶん人柄心性しんせい品性資性資質個性人格キャラクターパーソナリティーじょう本性本能天性気心気風人となり人間性気質かたぎ肌合い家風精神

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精選版 日本国語大辞典 「心柄」の意味・読み・例文・類語

こころ‐がら【心柄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心の持ち方。性格。気質。
    1. [初出の実例]「書を読み、さとくらうらうしく、心がらもいとかしこければ」(出典:落窪物語(10C後)四)
    2. 「こころがらげにげにしくおはしまさば」(出典:義経記(室町中か)一)
  3. ( 「こころ(心)から」が変化したもの ) 自分の心がけが原因で生じた結果。自業自得。
    1. [初出の実例]「是にて堪忍し給へ、是もほしくばやりませふと、丸はだかになるは心がら也」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)五)
    2. 「皆お前の心柄(ココロガラ)だよ。だって、考へて御覧な、折角好い所へ御奉公に上ったと思や」(出典其面影(1906)〈二葉亭四迷三四)

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