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心臓肥大 シンゾウヒダイ

百科事典マイペディアの解説

心臓肥大【しんぞうひだい】

心臓壁の肥大,心重量の増加をいい,多くは内腔の拡張(心臓拡張)を伴う。おもに心筋繊維各個の肥大により,心筋繊維の数の増加はわずかである。心臓全体が肥大する場合,左心室肥大や右心室肥大がそれぞれ起こる場合がある。
→関連項目心筋炎

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世界大百科事典 第2版の解説

しんぞうひだい【心臓肥大 cardiac hypertrophy】

心肥大ともいう。心臓の壁,とくに心室の壁の心筋が肥大して厚くなることをいう。肥大が主としてみられる部位によって,心房肥大,右心室肥大,左心室肥大,中隔肥大,両室肥大などの種類があり,肥大が内腔に向かって起こり,容積が大きくならない場合を求心性肥大,壁の肥大とともに容積が増大し,心臓の拡張を伴う場合を遠心性肥大という。肥大が起こると,肉柱や乳頭筋も太くなるため,心臓の重量も増し,著しい肥大では,心臓壁の厚みは正常の3倍,重量は4倍にも達することがある。

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大辞林 第三版の解説

しんぞうひだい【心臓肥大】

心臓に負担がかかるため、心臓の壁が肥厚し容積が増加した状態。先天性心奇形・心臓弁膜症・高血圧症などの患者、スポーツマンや激しい肉体労働者などに見られる。心肥大。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心臓肥大
しんぞうひだい

心室壁の厚さが増し、心筋重量の増加をきたした状態をいい、心臓が持続的に過大な仕事をした場合に生じ、心肥大ともいう。スポーツマンや重労働者にみられる生理的なものもあるが、一般には大動脈弁狭窄(きょうさく)症や肺動脈弁狭窄症など心室流出路の狭窄や高血圧症などにみられる病的なものが多い。また、心内腔(くう)の拡張(心室拡張)を伴うことも少なくない。これら心筋の圧仕事(圧負荷)増大に対する代償性変化として生ずる場合のほか、特発性心筋症など心筋自体の疾患に起因するものもあるが、いずれも心筋線維の数が増すわけではなく、心筋線維が太くなるためと考えられている。臨床的には、肥大の存在およびその程度は心電図、超音波心エコー図、胸部X線などにより知ることができる。[井上通敏]

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