精選版 日本国語大辞典 「志筑忠雄」の意味・読み・例文・類語
しづき‐ただお【志筑忠雄】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
1760~1806.7.8/9
江戸中期の天文学者・蘭学者。本姓中野。名は盈長・忠次郎,のち忠雄。号は柳圃。字は季飛・季竜。長崎生れ。1776年(安永5)義父のオランダ通詞(つうじ)志筑孫次郎の跡を継いで稽古通詞となるが,翌年,病身を理由に辞職。中野姓に復し,蘭書の翻訳・研究に励む。主著「暦象新書」では,ニュートン,ケプラーの諸法則や地動説を紹介し,弾力・重力・求心力・遠心力・加速などの術語の訳出を行うほか,独自の展開をもみせている。オランダ語学・文法研究では「助字考」「和蘭詞品考」を著す。またケンペルの「日本誌」から「鎖国論」を抄訳するなど,思想家としても高く評価される。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…1906年京都帝大文科大学学長となった。1冊の著書すら残さないが,独創的な合理主義思想家であり,志筑忠雄を評価し,埋もれていた安藤昌益を発見・紹介した(1899)。幅広い古書収集家としても知られ,狩野文庫(東北大学蔵)がある。…
…それは,江戸幕府が内外の情勢に対応して集権的な権力を確立する過程の一環として打ち出されたもので,日本列島が当時の世界交通の辺境である東北アジアにあり,大陸と海で隔てられているという地理的条件と,季節風と海流を利用した帆船の技術的条件によって,長期にわたる状態の固定が外部から支えられた。 〈鎖国〉の語は,1801年(享和1)長崎の通詞で著名な蘭学者でもあった志筑忠雄がケンペルの《日本誌》の一章を翻訳し〈鎖国論〉と題したときに始まる。ケンペルは鎖国状態のもたらす効用を肯定的に記述したのであったが,英訳からの重訳であるオランダ語版は,その是非を問う表題になっていた。…
…これにたいして通詞系蘭学の場合,天文学・暦学・航海術,それに地理学・医学をも含むが,それらはおおむね通詞が本務のかたわら余技としてなされたもので,研究的な要素は稀薄である。もっとも,例外としてあげられるのは志筑忠雄の《暦象新書》である。同書は単なるニュートン力学の紹介書の翻訳ではなく,高度の研究的内容をもつことは研究者の等しく認めるところである。…
※「志筑忠雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新