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志筑忠雄 しづきただお

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

志筑忠雄
しづきただお

[生]宝暦10 (1760). 長崎
[没]文化3 (1806).7.9. 長崎
江戸時代中期の蘭学者。本姓中野。名は盈長,のち忠雄,通称は忠次郎,柳圃と号した。オランダ通詞志筑孫次郎の養子。安永5(1776)年にオランダ稽古通詞となったが,翌年辞職。本木良永オランダ語の指導を受け,蘭書の翻訳に尽力。

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デジタル大辞泉の解説

しづき‐ただお〔‐ただを〕【志筑忠雄】

[1760~1806]江戸中期の蘭学者。長崎の人。本姓は中野。通称、忠次郎。号、柳圃(りゅうほ)。「暦象新書」を訳述してニュートンの学説を紹介。他に訳著「鎖国論」「和蘭詞品考」など。

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百科事典マイペディアの解説

志筑忠雄【しづきただお】

蘭学者,天文学者。通称忠次郎,本姓は中野氏で中野柳圃(りゅうほ)の名でも知られている。長崎に生まれオランダ通詞志筑孫次郎の養子となり,1776年稽古(けいこ)通詞となったが翌年辞職し,以後家にこもって翻訳と研究に専念。
→関連項目馬場佐十郎

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

志筑忠雄 しづき-ただお

1760-1806 江戸時代中期-後期の蘭学者。
宝暦10年生まれ。オランダ通詞志筑家の養子となり,安永5年稽古通詞。翌年辞職し,のち本姓の中野にもどる。本木良永(りょうえい)に蘭学をまなんだといわれ,ニュートン,ケプラーなどの西洋の天文学,物理学を紹介。オランダ語文法の研究でも知られた。文化3年7月8/9日死去。47歳。肥前長崎出身。初名は盈長。字(あざな)は季飛,季竜。号は柳圃。著作に「暦象新書」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

しづきただお【志筑忠雄】

1760‐1806(宝暦10‐文化3)
江戸後期の長崎の蘭学者。本姓中野氏,通称忠次郎,号は柳圃(りゆうほ)。オランダ通詞志筑家の養子となり,1776年(安永5)稽古通詞となったが,翌年病身を理由に辞職し,本木良永を師として蘭学研究に没頭した。イギリス人ケイルが著したニュートン自然哲学体系入門書の蘭訳本《奇児(ケイル)全書》の翻訳に終生取り組み,主著《暦象新書》上中下編(1798‐1802成立)では,ニュートン,ケプラーの諸法則,地動説などの紹介だけでなく,自己の見解をも加え,太陽系の起源を論じた〈混沌分判図説〉で独創的な星雲説を唱えた。

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大辞林 第三版の解説

しづきただお【志筑忠雄】

1760~1806) 江戸中期の天文学者・蘭学者。長崎の人。本姓中野。号、柳圃りゆうほ。長崎通詞志筑家の養子。オランダ語文法書「和蘭詞品考」「助字考」を書き、訳書「暦象新書」でニュートン・ケプラーの学説を紹介、さらには独自の星雲説をも説いた。

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世界大百科事典内の志筑忠雄の言及

【狩野亨吉】より

…1906年京都帝大文科大学学長となった。1冊の著書すら残さないが,独創的な合理主義思想家であり,志筑忠雄を評価し,埋もれていた安藤昌益を発見・紹介した(1899)。幅広い古書収集家としても知られ,狩野文庫(東北大学蔵)がある。…

【鎖国】より

…それは,江戸幕府が内外の情勢に対応して集権的な権力を確立する過程の一環として打ち出されたもので,日本列島が当時の世界交通の辺境である東北アジアにあり,大陸と海で隔てられているという地理的条件と,季節風と海流を利用した帆船の技術的条件によって,長期にわたる状態の固定が外部から支えられた。 〈鎖国〉の語は,1801年(享和1)長崎の通詞で著名な蘭学者でもあった志筑忠雄がケンペルの《日本誌》の一章を翻訳し〈鎖国論〉と題したときに始まる。ケンペルは鎖国状態のもたらす効用を肯定的に記述したのであったが,英訳からの重訳であるオランダ語版は,その是非を問う表題になっていた。…

【洋学】より

…これにたいして通詞系蘭学の場合,天文学・暦学・航海術,それに地理学・医学をも含むが,それらはおおむね通詞が本務のかたわら余技としてなされたもので,研究的な要素は稀薄である。もっとも,例外としてあげられるのは志筑忠雄の《暦象新書》である。同書は単なるニュートン力学の紹介書の翻訳ではなく,高度の研究的内容をもつことは研究者の等しく認めるところである。…

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