出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道札幌市街の西方約13kmにある山。標高1023m。洪積世に噴出した安山岩質の火山であるが,開析が進んでほとんど原形をとどめず,特に南西斜面は火口が浸食されて急斜面を形成する。山体はエゾマツ,トドマツなどの原生林に覆われている。比較的なだらかな北東斜面は絶好の山岳スキーコースとなっており,1972年の札幌冬季オリンピック大会の回転,大回転,リュージュ,ボブスレーの競技会場となった。山頂まで車道が通じ,テレビ局のアンテナ塔,ロッジがある。山麓には面積330万m2のスポーツランド〈テイネオリンピア〉があり,スキー場,ゴルフ場,遊園地,室内温水プールなどのほか宿泊設備も完備して,札幌市民の行楽地として親しまれている(2004年テイネオリンピアとテイネハイランドが統合され,〈サッポロテイネ〉となる)。頂上からは石狩平野の全域と,遠く夕張山地,増毛山地,大雪山まで望める。
執筆者:奥平 忠志
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
札幌市西区と手稲区の境界にある山。標高1024メートル。後志火山群(しりべしかざんぐん)の古い火山帯の一つで、侵食が進み緩急の斜面が多い。1972年(昭和47)の札幌オリンピックでは大回転などのスキー競技会場になった。当時の施設が生かされ、上級から初級までのコースが開かれている。山頂までの自動車道があり、頂上には各局の放送発信所が設置されている。山麓(さんろく)近くには総合レジャーランドがあり、プール、ゴルフ場が市民に利用されている。かつて三菱(みつびし)金属(株)の鉱山があり、金、銀、銅などを産出したが、1971年に閉山。現在、山麓近くまで住宅化が進んでいる。
[奈良部理]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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