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打撲(打ち身) だぼくうちみContusion

翻訳|Contusion

家庭医学館の解説

だぼくうちみ【打撲(打ち身) Contusion】

[どんな病気か]
 からだをぶつけたり打たれたりして、骨を除いたやわらかい組織のうち、おもに皮下組織が損傷したものを打撲(打ち身)といいます。組織が多かれ少なかれ壊れて(挫滅(ざめつ)して)いるため、挫傷(ざしょう)とも呼ばれます。
[症状]
 損傷を受けた部分が痛み、赤くなって腫(は)れます。皮下出血(ひかしゅっけつ)をおこすことが多いのですが、外傷直後にははっきりせず、1日から数日して暗紫色となって、わかることがよくあります。
●合併症
 打撲では、組織が挫滅して内出血(ないしゅっけつ)がおこりますが、内出血が多いと血がたまって血腫(けっしゅ)ができます。症状名はふつう、血腫ができた場所をつけて呼ばれ、皮下に血腫ができたときは皮下血腫(ひかけっしゅ)と呼ばれます。
 また、打撲そのものによって、あるいは組織の腫れや血腫によって神経や血管が圧迫された結果、打撲部位より末梢(まっしょう)側(心臓から遠い側)がしびれる知覚障害が生じたり、力が入らない運動障害がおこったり、皮膚の色が変わる循環障害が生じることがあります。このような場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
[治療]
 打撲部位をすぐ冷やして、包帯などで圧迫します。
 そして、患部を心臓より高い位置にあげ(挙上(きょじょう)して)、うっ血(けつ)(血流がとどこおった状態)を防ぎ、安静にするのが治療の第一です。冷やすには氷が最適です。
 この冷却(アイシング)、圧迫(コンプレッション)、挙上(エレベーション)の英語の頭文字をとって、これらの処置全体をICE(アイス)と呼んでいます。さらに、安静(レスト)を加え、RICE(ライス)ということもあります。ICE、またはRICEの処置によって、組織の腫れとむくみ(腫脹(しゅちょう)と浮腫(ふしゅ))、内出血を抑えるわけです。
 打撲の程度によっては、抗炎鎮痛薬(こうえんちんつうやく)や組織の腫れをとる消炎酵素剤(しょうえんこうそざい)が使用されます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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