ライス(読み)らいす(英語表記)Charles M. Rice

デジタル大辞泉 「ライス」の意味・読み・例文・類語

ライス(rice)

米。米飯。御飯。
[類語]めし麦飯冷や飯強飯こわめしこわ赤飯炊き込みご飯混ぜご飯五目飯釜飯茶飯鮨飯舎利握り飯おにぎりお結び

ライス(Elmer Rice)

[1892~1967]米国の劇作家。表現主義的手法によって機械文明を風刺した「計算器」、裏街の生活を写実的に描出した「街の風景」などで知られる。

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精選版 日本国語大辞典 「ライス」の意味・読み・例文・類語

ライス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] rice ) 米。また、米飯のこと。特に、西洋料理に添える米飯をいう。
    1. [初出の実例]「印度爪哇(ジャワ)より稲米(ライス)の輸入も、価二千万弗に下らず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

ライス

  1. ( Elmer Rice エルマー━ ) アメリカの劇作家。斬新な方法を用いた社会劇を書いた。代表作「計算器」「街の風景」「夢みる乙女」など。(一八九二‐一九六七

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ライス」の意味・わかりやすい解説

ライス(Charles M. Rice)
らいす
Charles M. Rice
(1952― )

アメリカのウイルス学者。カリフォルニア州サクラメント生まれ。1974年カリフォルニア大学デービス校で動物学の学士号を、1981年カリフォルニア工科大学で生化学の博士号を取得した。そのまま同大学で博士研究員を務めた後、1986年ミズーリ州セントルイスにあるワシントン大学医学部の助教授となり、1995年に同大学教授に就任した。2001年ロックフェラー大学教授となり、同年から2018年まで同大学C型肝炎研究センターの所長などを務めた。

 当初は動物学に関心があったが、蚊などが媒介するRNA(リボ核酸)ウイルス感染症に興味が移り、カリフォルニア工科大学では黄熱病の原因ウイルス(黄熱ウイルス)のゲノム同定に取り組み、ワクチン開発にも貢献した。ワシントン大学に移った1980年代は、黄熱ウイルスと同じフラビウイルス科で、非A非B型肝炎の原因として注目されていたC型肝炎ウイルス(HCV)の研究にのめりこんだ。当時、アメリカの製薬会社カイロンChiron(現、ノバルティス)にいたマイケル・ホートン(のち、カナダ・アルバータ大学教授)によって、C型肝炎ウイルスのゲノムのクローンが抽出されたと報告されていた。しかし、HCVをチンパンジーに接種しても、肝炎を発症しなかった。実験室でのC型肝炎ウイルスの複製などに取り組んでいたライスは、HCVがチンパンジーの中で増殖しないのは、ウイルス増殖に不可欠な遺伝子が変異したためではないかと予測。ウイルスのゲノム配列の末端の変異しやすい部分を取り除き、その必須部分が入ったウイルスを人工的につくり、チンパンジーの肝臓に注射した。すると肝臓の中で、ウイルスは増殖し、やがてチンパンジーは肝炎症状を呈したと1997年に発表した。これによってC型肝炎ウイルスが単独で肝炎を引き起こすことが証明された。

 2001年にロックフェラー大学に移ったライスは、HCVが肝細胞に感染する際に必須となる数種類のタンパク質を発見。このタンパク質を阻害することで、ウイルスの増殖が抑えられることを確認した。これによって画期的な新薬「ハーボニー」(一般名:ソホスブビル・レジパスビル配合剤)が、アメリカ食品医薬品局(FDA)から2013年に承認(日本での承認は2015年)され、多くの生命を救っている。

 世界保健機関(WHO)などによると2015年末時点で、世界でC型肝炎ウイルス感染者は約7100万人と推定されるが、HCVの発見で、1990年代に入ると輸血される血液すべてでC型肝炎ウイルスの検査が行われるようになり、新たな感染は激減した。ウイルスの研究が進み次々に新たな治療薬も開発されている。

 ライスは、2005年にアメリカ科学アカデミー会員。2015年ロベルト・コッホ賞、2016年にラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞を受賞。2020年「C型肝炎ウイルス発見」の功績で、オルター、ホートンとともにノーベル医学生理学賞を受賞した。

[玉村 治 2021年2月17日]


ライス(Karel Reisz)
らいす
Karel Reisz
(1926―2002)

イギリスの映画監督。チェコスロバキアオストラバ(現、チェコ東部の都市)に生まれる。12歳のときイギリスに渡る。ケンブリッジ大学を卒業、映画批評に健筆を振るったのち、1956年、リンゼイ・アンダーソンらと、戦前のドキュメンタリー運動の流れをくむ「フリー・シネマ」運動を起こす。劇映画第一作『土曜の夜と日曜の朝』(1960)はアラン・シリトーの長編小説を映画化したもので労働者階級の若者の反骨精神をリアルにとらえた佳作。その後も『裸足(はだし)のイサドラ』(1968)、『フランス軍中尉の女』(1981)など、寡作だが質は高い。

[宮本高晴]

資料 監督作品一覧

土曜の夜と日曜の朝 Saturday Night and Sunday Morning(1960)
モーガン Morgan : A Suitable Case for Treatment(1966)
裸足のイサドラ Isadora(1968)
熱い賭け The Gambler(1974)
ドッグ・ソルジャー Who'll Stop the Rain(1978)
フランス軍中尉の女 The French Lieutenant's Woman(1981)
ジェシカ・ラングのスウィート・ドリーム Sweet Dreams(1985)
もうひとつのラブストーリー Everybody Wins(1990)


ライス(Condoleezza Rice)
らいす
Condoleezza Rice
(1954― )

アメリカの政治学者、政治家。11月14日、アメリカ南部アラバマ州バーミングハムで生まれる。父は大学理事、母は音楽教師。比較的裕福な家庭で育つが、黒人ゆえの差別も体験する。学業は優秀で、15歳で大学に進んで政治学を学び、19歳でデンバー大学を卒業。1981年からスタンフォード大学政治学教授となる。1986年にはロシア政治の専門家としてアメリカ外交問題評議会の国際問題研究員となり、1989年から1991年までの冷戦崩壊の時期には、国家安全保障会議ソ連・東欧担当部長、後に同上級部長を務める。

 その後、スタンフォード大学での学究生活に戻ったが、共和党大統領候補になったブッシュの外交顧問になり、ブッシュ当選後の2001年1月には大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に就任した。妥協を嫌う強硬派として知られ、アフガニスタン戦争イラク戦争などの「テロとの戦い」を積極的に推進した。ブッシュ再選後の2005年1月には国務長官に就任、大統領の側近中の側近としてアメリカ外交への影響力をいっそう強めた。2009年ブッシュ大統領の任期満了に伴い、国務長官を退任。

[土生修一]


ライス(Elmer Leopold Rice (Reizenstein))
らいす
Elmer Leopold Rice (Reizenstein)
(1892―1967)

アメリカの劇作家。ニューヨーク市出身。夜学で学び弁護士資格を得るが、文筆に専念、映画のフラッシュ・バック手法をいち早く用いた『公判』(1914)で注目される。その後しばらくアマチュア演劇の制作、演出などに関与。表現主義的幻想により機械文明を風刺した『計算器』(1923)、庶民の群れを安アパートを舞台に写実した『街の風景』(1929。ピュリッツァー賞受賞)が形式的実験と社会的主張が合致して好評を得る。以後は幻想的作品『夢みる乙女』(1945)以外は不振で、アメリカ近代劇の確立発展期にもっとも長く関与した作家として、芸術性と興行性のジレンマに悩んだ。50を超える長短の戯曲のほか、小説4編と自伝1編がある。

[森 康尚]

『杉木喬訳『街の風景』(1936/改定・1939・健文社)』『中川龍一訳『夢みる乙女』(『現代アメリカ文学叢書』1951・早川書房)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライス」の意味・わかりやすい解説

ライス
Rice, Charles M.

[生]1952.8.25. カリフォルニア,サクラメント
チャールズ・M.ライス。アメリカ合衆国のウイルス学者。フルネーム Charles Moen Rice III。C型慢性肝炎に対する有効な治療法の開発に貢献。実験室で培養可能な C型肝炎ウイルス HCVを生成し,新しい抗ウイルス薬の開発を可能にした。この業績により,アメリカのウイルス学者ハーベイ・J.オルターとイギリス出身のウイルス学者マイケル・ホートンとともに 2020年ノーベル生理学・医学賞(→ノーベル賞)を受賞した。
当初は獣医学に興味があり,1974年カリフォルニア大学デービス校で動物学の学士号を取得したが,マサチューセッツ州ウッズホール海洋生物学研究所で夏の期間学んだあと,生物学と基礎研究の道に転向した。カリフォルニア工科大学で生化学を学び,大学院では RNAウイルス,特に蚊が媒介して発熱と関節痛を引き起こすシンドビスウイルスを研究した。シンドビスウイルスの構造蛋白質の遺伝子配列を解明し,他の感染性ウイルスを研究する際の基礎を築いた。1981年に博士号を取得,その後も同大学で博士研究員として勤務した。黄熱の原因ウイルスのゲノムに関する推論は,西ナイル熱デング熱の原因ウイルスを含むフラビウイルス科の確立につながった。この研究によって黄熱ワクチンの開発も促進された。
1986年,セントルイスのワシントン大学医学部の教授に就任,1980年代後半から C型肝炎のワクチン開発に力を注ぐ。1989年にオルターとホートンがC型肝炎ウイルス HCV のRNAゲノムからなる DNAクローンを同定したことから,ライスは実験室で HCVが研究できないかと考えた。研究当初,実験室でのウイルス培養はうまくいかなかったが,1989年に報告された HCVクローンに,ウイルス複製に必要な HCVゲノムの一部が欠けていることを発見し,培養可能なウイルスの作製に成功。1996年に完全な HCVゲノムを発表し,翌年この培養ウイルスに感染性があることを実証した。
2001年ロックフェラー大学に移ってからも HCVの研究を続け,いくつかの重要な発見をする。その一つが,HCVが肝細胞に感染するのに必要な複数の蛋白質の発見だった。さらに,HCVの複製を阻害できる薬剤を検査するための分析法を考案し,C型肝炎の新しい治療薬の発見に道を開いた。2013年,その最初の治療薬がアメリカ食品医薬品局 FDAにより承認された。
2015年ロベルト・コッホ賞,2016年ラスカー賞を受賞。2004年アメリカ科学振興協会会員,2005年アメリカ科学アカデミー会員。

ライス
Rice, Jerry

[生]1962.10.13. ミシシッピ,スタークビル
アメリカ合衆国のアメリカンフットボール選手。本名 Jerry Lee Rice。身長 190cmの大柄な体格とパワーをいかした攻撃で相手を圧倒し,NFL史上最高のワイドレシーバー WRと評される。ミシシッピバレー州立大学在学中,全米大学体育協会 NCAA1部 AAで 18の新記録を樹立し,全米最優秀選手に選出。 1985年サンフランシスコ 49ersに入団。 1987年はストライキにより全試合数が 12試合だったにもかかわらず,シーズン最多タッチダウンレシーブ数の記録を更新し,NFL年間最優秀選手に選ばれた。 1988,1989,1994年の3シーズンでスーパーボウル優勝を果たし,クオーターバック QBのジョー・モンタナらとともにチームの顔となった。 1988年の第 23回スーパーボウルで通算最多得点など数々の記録を打ち立て,最優秀選手に選出。 2001年オークランド・レイダーズに移籍。 2004年シアトル・シーホークスに移籍。

ライス
Rice, Elmer

[生]1892.9.28. ニューヨーク
[没]1967.5.8. サザンプトン
アメリカの劇作家。本名 Leopold Reizenstein。法律を学ぶが早くから劇作に転じ,処女作『審理中』 On Trial (1914) では映画のフラッシュバックの手法を演劇に応用して注目され,『計算機』 The Adding Machine (23) ではドイツ表現主義の技法を用いて,機械に支配される人間を風刺的に描き出した。ニューヨークの貧民街のアパートを背景にした『街の風景』 Street Scene (29,ピュリッツァー賞) 以後写実主義に徹し,『顧問弁護士』 Counsellor-at-Law (31) ,『われら民衆』 We,the People (33) ,『最後の審判』 Judgment Day (34) ,『夢みる少女』 Dream Girl (45) など多くの戯曲を発表。ほかに『ショーは続けねばならぬ』 The Show Must Go On (49) などの小説や自伝『少数派のレポート』 Minority Report (63) などがある。

ライス
Rice, Tim(othy Miles Bindon)

[生]1944.11.10. バッキンガムシャー,アマシャム
イギリスのミュージカル作詞家,脚本家。 A.ロイド・ウェバーとの共作による『ジーザス・クライスト・スーパースター』 Jesus Christ Superstar (1970) ,『エビータ』 Evita (1976) などがヒットした。ロイド・ウェバーとのコンビ解消後も,『チェス』 Chess (1984) などのミュージカルで作詞・台本を担当,またポール・マッカートニーらミュージシャンにも詞を提供している。

ライス
Rice, Thomas Dartmouth

[生]1808.5.20. ニューヨーク
[没]1860.9.19. ニューヨーク
アメリカのボードビル芸人。黒人の歌と踊りによる当り役,ジム・クロウの名で知られる。ロンドンでも人気を博し,イギリスにミンストレル・ショーの流行をもたらした。のちにジム・クロウは隷属的な黒人の代名詞となり,アメリカの黒人差別法の名称ともなった。

ライス
Lais

前5~4世紀のギリシアの遊女 (ヘタイラ) の名。アテナイオスの著書『デイプノソフィスタイ』のなかに3人言及されている。1人は哲学者キレネのアリスティッポスの愛人,1人はアルキビアデスの愛人の娘,もう1人はアレクサンドロス3世 (大王) のもとにいたが,まだ子供であったという。彼女たちをめぐる話は史実というよりもむしろ逸話的性格が強い。

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改訂新版 世界大百科事典 「ライス」の意味・わかりやすい解説

ライス
Johann Phillip Reis
生没年:1834-74

ドイツの技術者。電話の発明者として知られる。ゲルンハウゼンでパン屋の子として生まれ,幼くして孤児となった。フリードリヒスドルフのガルニエル学校とフランクフルト・アム・マインのハッセル学校で学んだあと,職人修業をした。ガルニエル学校の教師となり,自宅で電気の実験をした。1860年に電話を発明し,翌年フランクフルト・アム・マインの物理協会で電話機を実演した。ライスの電話では,送話器は人間の耳を模擬して,振動膜にとりつけた白金線が音によって動いて電気回路の接触状態を変えるようになっていた。受話器はコイルの中で編棒が振動するようになっていた。ライスは,彼の電話を〈テレフォン〉と名づけた。ライスの電話はヨーロッパ各地で紹介されたけれども,その重要さは十分には認められず,彼は失意のうちに死んだ。これには,当時ドイツでもっとも権威があった学術誌《物理化学年報》の編集者ポッゲンドルフJ.C.Poggendorffがライスの研究報告掲載を拒否したことも影響している。ライスの死後にアメリカのA.G.ベルが,別個に電話を発明し実用化した。
執筆者:


ライス
Elmer Rice
生没年:1892-1967

アメリカの劇作家。夜学で法律を学び,弁護士資格を取得したが,劇作と演出に転じた。処女作《公判》(1914)では映画のフラッシュバックの手法を応用して注目され,《計算器》(1923)では人間のロボット化を表現主義的手法で風刺して評判になった。代表作《街の風景》(1929)はニューヨークの場末のアパートに住む貧しい人々の悲劇を自然主義的に描いたもの。後期の作では空想的な女性の意識の流れを追った《夢見る乙女》(1945)がおもしろい。《大旅行》(1951),《勝利者》(1954),《熱情への糸口》(1958),《廃虚の恋》(1963)などの最後の作品群の中には代表作となるような成功作は見あたらない。劇壇の指導者としても功労があった。
執筆者:

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朝日日本歴史人物事典 「ライス」の解説

ライス

生年:生没年不詳
幕末の初の箱館駐箚外交官。アメリカ貿易事務官。安政4(1857)年自国の捕鯨船で単身来箱。主任務は,自国船へ五升芋(馬鈴薯)などの補給斡旋。搾乳,肉食(豚肉),身の回りの世話をする女性の要求(老中の許可を得て,翌年1月貸座敷の抱女お玉を雇う)など,彼の一挙一動は注目を集めた。のち領事に昇格。弟,息子などを呼び寄せ,商事も営む。<参考文献>『村垣淡路守範正公務日記』(『大日本古文書・幕末外交文書付録』復刻,1974)

(紺野哲也)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ライス」の解説

ライス Rice, Elisha E.

1822-1885 アメリカの外交官。
安政4年(1857)貿易事務官として捕鯨船で箱館(はこだて)に入港,ジャガイモなどの補給斡旋(あっせん)にあたる。元治(げんじ)元年領事となり,明治4年まで在任。この間搾乳法,羊の飼育法,西洋式洗濯法などを日本人につたえた。1885年1月11日死去。63歳。メーン州出身。

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百科事典マイペディア 「ライス」の意味・わかりやすい解説

ライス

米国の劇作家。処女作《公判》(1914年)で映画のカットバックの技法を用いて成功。風刺劇《計算器》ののち,《街の風景》(1929年)では写実的方法を採用。ほかに《夢見る少女》など。

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世界大百科事典(旧版)内のライスの言及

【電気通信】より

…例えば電信機は1829年にロシアのシリングP.L.B.Schilling(1786~1837)により実現されており,静止画像を伝送するファクシミリの原形は43年にイギリスのベインAlexander Bain(1810‐77)が発明し,基礎的な実験も行われていた。電話についてはその原理を54年にベルギーのブールサールCharles Bourseul(1829‐1912)が提案し,61年にはドイツのライスJohann Phillip Reis(1834‐74)が実験を行っている。
[電信の始まり]
 電気通信の実用化は電信から始まっている。…

【電気通信】より

…例えば電信機は1829年にロシアのシリングP.L.B.Schilling(1786~1837)により実現されており,静止画像を伝送するファクシミリの原形は43年にイギリスのベインAlexander Bain(1810‐77)が発明し,基礎的な実験も行われていた。電話についてはその原理を54年にベルギーのブールサールCharles Bourseul(1829‐1912)が提案し,61年にはドイツのライスJohann Phillip Reis(1834‐74)が実験を行っている。
[電信の始まり]
 電気通信の実用化は電信から始まっている。…

※「ライス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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