精選版 日本国語大辞典 「文福茶釜・分福茶釜」の意味・読み・例文・類語
ぶんぶく‐ちゃがま【文福茶釜・分福茶釜】
[1] (「ぶんぶく」は、湯がわき立つ時の擬声語「ぶくぶく」に当たる) 群馬県館林市の茂林寺に古くから伝わる茶釜。応永年間(一三九四‐一四二八)、狸の化けたという老僧、守鶴が愛用した茶釜で、くんでもくんでも湯がなくならないところから不思議がられていたもの。住持によって、守鶴が狸の化身であることを見破られたため、守鶴は寺を去ったという。
[2] 〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報