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新フロイト派 しんフロイトは neo-Freudian school

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新フロイト派
しんフロイトは
neo-Freudian school

フロイト左派とも呼ばれ,精神分析の修正をはかる一派で,1940年代から始った。オーストリア精神病理学者,S.フロイト (1856~1939) が本能論や生物学的理論を学説の中心においたのに対し,対人関係を重視した。

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デジタル大辞泉の解説

しん‐フロイトは【新フロイト派】

フロイトの学説を基本的に認めながら、社会的、文化的要因を重視して精神分析に修正を加えようとした一派。米国で発達し、ホーナイフロムサリバンなどがその代表者。

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百科事典マイペディアの解説

新フロイト派【しんフロイトは】

フロイトの基礎理論の修正的発展を企図する精神分析の立場。英語ではNeo-Freudism。人間性の可塑性を強調し,その理解のためにフロイトのいう生物学的要因やリビドー説よりも社会的・文化的諸要因を重視する。
→関連項目深層心理学

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世界大百科事典 第2版の解説

しんフロイトは【新フロイト派 Neo‐Freudian】

1934年ころから第2次大戦後にかけて,アメリカニューヨーク精神分析研究所のK.ホーナイを中心に興った,新しい精神分析学の一派。文化学派フロイト左派呼ばれることもある。従来の正統精神分析学が,生物学主義に立脚してリビドー仮説を重視したのに対して,この派の人たちは,人間をとりまく環境や文化的条件をより重視し,神経症の原因のみならず,精神分析的諸概念をも,比較文化論的,社会学的,人間関係論的見地から,批判的に検討し直した。

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大辞林 第三版の解説

しんフロイトは【新フロイト派】

フロイトの説を批判し、より社会的・文化的要因を強調した精神分析の一派。サリバン・ホーナイ・フロムらを代表とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新フロイト派
しんふろいとは
Neo-Freudians

アドラーとユングはフロイトの性的衝動(リビドー)の考え方を批判してフロイトから離反し、第一次世界大戦前ごろからそれぞれ新しい個人心理学分析的心理学を樹立するが、とくにアドラーの流れに沿った精神分析学派に属する人たちを新フロイト派とよぶ。その代表的な人はホーナイ、フロム、サリバン、ハンガリーのラドSndor Rad(1890―1972)、ドイツのシュルツヘンケHarald Schultz-Hencke(1892―1953)などである。その人たちの著作は専門的というより一般読者を対象としているところから広く流布している。
 新フロイト派の一般的特徴は、リビドーを生物的、性的に考えることを拒否し、むしろ社会、文化の影響力を重視し、社会構造、対人関係から文化的に規定された行動様式を記述しようとするところにある。そのため人格の発達的考え方(口唇期、肛門(こうもん)期、男根期など)や構造的な考え方(エス、自我、超自我)よりも社会的態度が強調される。無意識過程の意義がほとんど考えられない場合もある。患者が現に生きている社会・文化を重視し、それを比較文化論的に考察するので、文化学派ともよばれる。[外林大作・川幡政道]
『ホーナイ著、我妻洋他編、安田一郎訳『精神分析の新しい道』(『ホーナイ全集3』1972・誠信書房) ▽エーリッヒ・フロム著、外林大作訳『夢の精神分析――忘れられた言語』改訂新版(1985・東京創元社) ▽ハリー・スタック・サリヴァン著、中井久夫他訳『分裂病は人間的過程である』(1995・みすず書房)』

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世界大百科事典内の新フロイト派の言及

【社会心理学】より

…1930年代以降は,実験的手法を用いての社会行動や集団内行動の心理的諸過程の研究がすすめられ,シェリフM.Scherifの社会的知覚,J.L.モレノのソシオメトリー,のちのグループ・ダイナミクスにつながるK.レウィンの集団行動の研究などが新生面をひらく。また,S.フロイトおよび新フロイト派の深層心理学が導入され,偏見,権威主義的性格,社会運動などの研究に適用されて成果をあげたことも特筆される。
[研究の動向]
 第2次大戦後から今日にかけては社会心理学の研究はいちじるしく拡大され,豊富化し,方法的にも厳密化と多様化が進んでいる。…

【精神分析】より

…この系譜に属するE.H.エリクソンの自我の心理的‐社会的発達理論,すなわちアイデンティティ形成理論は,臨床的にも社会学的にもきわめて有用な概念である。いわゆる新フロイト派は,アメリカにおける正統精神分析学派に対する批判者の一群であるが,フロイトの生物学主義的な本能論と決別し,パーソナリティの形成や神経症の発生に関し,文化的・社会的要因を強調する点で共通する。この派に入れられる最大の人物はH.S.サリバンであった。…

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