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新生児メレナ しんせいじメレナmelena neonatorum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新生児メレナ
しんせいじメレナ
melena neonatorum

新生児1次性出血症ともいう。生後2~3日頃から始ることの多い胃腸出血で,血中プロトロンビン量の減少が原因である。大量の吐血または下血のあった新生児は虚脱状態となり,顔面蒼白,脈拍細小,体温低下,四肢冷感などの症状を呈する。母親の乳房からの出血を嚥下して起る仮性メレナや,敗血症などの出血性疾患などによる症候性メレナと鑑別しなければならない。治療には,ビタミンKの注射,輸血,補液,強心剤や止血剤が用いられる。出産前の母体にビタミンKを与えると,予防に役立つ。

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デジタル大辞泉の解説

しんせいじ‐メレナ【新生児メレナ】

《メレナ(melena)は下血(げけつ)の意》新生児に起こる、黒色便を排出したり褐色のものを嘔吐(おうと)したりする病気。ビタミンK欠乏などによる消化管出血が原因の真性メレナと、母親などの血液を飲み込んだことが原因の仮性メレナがある。

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百科事典マイペディアの解説

新生児メレナ【しんせいじメレナ】

生後2〜4日の新生児に突然,吐血血便タール便(ノリのつくだ煮様)などの胃腸管出血をみる病気。ビタミンKに依存する凝固因子の不足により血液が凝固しにくくなり出血を起こしたものであるが,仮性メレナ(産道で母親の血を飲むか乳首からの血を飲むことによる)と区別する必要がある。

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大辞林 第三版の解説

しんせいじメレナ【新生児メレナ】

新生児期に起こる吐血や下血の総称。新生児の消化器官や口腔から出血して起こる真性メレナと、分娩時に血液を飲み下して起こる仮性メレナがある。

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