日本歯科医師会(読み)ニホンシカイシカイ

デジタル大辞泉 「日本歯科医師会」の意味・読み・例文・類語

にほん‐しかいしかい〔‐シクワイシクワイ〕【日本歯科医師会】

日本歯科医師を代表する公益団体。歯科医療確立公衆衛生・歯科保健の研究国民への普及啓発、歯科医学医療の進歩発展歯科医学教育の研究・整備などに関する事業を行う。明治36年(1903)設立。平成25年(2013)より公益社団法人日歯。→日本歯科医師連盟

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共同通信ニュース用語解説 「日本歯科医師会」の解説

日本歯科医師会

1903年に歯科医師法制定を目指す「大日本歯科医会」として発足したのが始まりで、現在は公益社団法人。今年8月末時点の会員数は約6万5千人で、ほとんどを個人開業の歯科医が占める。連携する都道府県歯科医師会とともに医療事故調査制度の「支援団体」として指定を受けた。診療をめぐる死亡事案が調査対象となるのかといった、歯科診療所からの具体的な相談は都道府県の歯科医師会が受け付ける。

更新日:

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本歯科医師会」の意味・わかりやすい解説

日本歯科医師会
にほんしかいしかい

1903年(明治36)に結成された歯科医師の団体。医道高揚歯学の進歩発達、公衆衛生の普及と向上を図り、社会と会員の福祉を増進することを目的とする。この目的達成のため、医道高揚と歯科医術の進歩発達に関する事業、医療制度・社会保障・医療保障に関する研究、公衆衛生と予防医学の研究指導、歯学教育・研究の整備、歯科医師の研修、会員の福祉・歯科医業の合理化に関する事業などを行う。会員は開業歯科医が大半を占める。日本歯科医師会の下部組織としては、都道府県歯科医師会があり、さらにその下に郡・市、あるいは区の歯科医師会支部が存在し、2008年(平成20)現在会員約6万5000人の全国的な組織である。

[市丸展子]

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百科事典マイペディア 「日本歯科医師会」の意味・わかりやすい解説

日本歯科医師会【にほんしかいしかい】

歯科医師の全国組織。大日本歯科医会(1903年創立)が前身。日本医師会とならんで1947年社団法人として再発足。アメリカ歯科医学が20世紀半ばまでに高度な発展を遂げていたことを背景に,第2次大戦後,日本の歯科医学界は駐留軍の強力な政策支援を受け,日本歯科医師会の活動も戦前に比べ格段に活発となった。自由加入で,歯科医師の約70%を組織。
→関連項目日本医療機能評価機構

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本歯科医師会」の意味・わかりやすい解説

日本歯科医師会
にほんしかいしかい

歯科医師を会員とする社団法人の全国組織で,加入すると都道府県単位の歯科医師会に加入し,同時に日本歯科医師会会員になる。本部は東京都千代田区にある。会長,副会長,理事などの役員がおり,代議員制度をとっている。会の目的は,医道の高揚と歯科医学の進歩発達および公衆衛生の普及向上をはかり,社会福祉を増進することにあり,それに沿った種々の事業を主催している。日本歯科医学会もこのなかにおかれている。

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世界大百科事典(旧版)内の日本歯科医師会の言及

【歯科】より

…地域格差がかなり是正されたとはいえ,東京90人に対し沖縄21人にみられるように,地域によってまだ大きな差がある。各都道府県ごとに歯科医師会がつくられ,全国的には日本歯科医師会が組織されている。これは先の各学会とともに日本歯科医学会を構成している。…

※「日本歯科医師会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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