伊丹台地を東西に走る陥没帯を利用し、
江戸期は小屋之池(慶長国絵図、「鴻池新田中野村付近水利絵図」松原家蔵)・崑陽池(「正保国絵図」京都府立総合資料館蔵ほか)・昆陽ノ大池(「池尻村絵図」池尻部落会蔵)・大池(「昆陽村絵図」昆陽農業協同組合蔵)ともよんだ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…住宅都市化は阪急電鉄の宅地開発が契機となったが,人口が急増するのは昭和30年代に入ってからで,旧市街の西や北の段丘面の開発が急速に進んだ。猪名川西岸の標高30~100m以下の段丘面は,猪名野(稲野)と呼ばれた水田地帯で灌漑用の溜池が多く,最大の昆陽(こや)池は天平年間(729‐749)ごろ僧行基が築造したと伝えられる。豊中市との境にある大阪国際空港(通称,伊丹空港)は,1937年に逓信省の飛行場として建設され,59年に第1種空港に指定,改称された。…
…兵庫県伊丹市北部,旧摂津国武庫郡(後に河辺郡)児屋(小屋)郷あたりの野。《万葉集》に〈猪名野〉として歌われている南東方の為奈郷と同様,猪名川と武庫川にはさまれた平坦な台地上にあるため,灌漑の便少なく,広い原野を残していたが,奈良時代に行基によって昆陽池が造築され,昆陽寺が建立された。また京都と西国を結ぶ大路が東西に横ぎっていたので,平安貴族にも昆陽(小屋)野,昆陽池は歌枕として知られ,平清盛の福原遷都のさい,一時昆陽野に造都の案も出された。…
※「昆陽池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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