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書簡文学 しょかんぶんがく Epistlegraphy

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

書簡文学
しょかんぶんがく
Epistlegraphy

実務上の目的をもってしたためられた手紙のほかに,書簡形式の文書によって思想や文芸論を開陳したり,さらには書簡様式の詩作や創作を試みるならわしは古今東西に多くの例がみられるが,古代ギリシアローマ文学ならびに初期キリスト教文献においては特に重要な一つの分野をなしているといえよう。

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世界大百科事典内の書簡文学の言及

【書簡体小説】より

…18世紀に入るとイギリスではS.リチャードソンの《パミラ》(1740),《クラリッサ・ハーロー》(1747‐48),T.G.スモレットの《ハンフリー・クリンカー》(1771),フランスではモンテスキューの《ペルシア人の手紙》(1721),ルソーの《新エロイーズ》(1761),ラクロの《危険な関係》(1782),ドイツではゲーテの《若きウェルターの悩み》(1774)など質・量ともに最盛期を迎え,バルザックの《二人の若妻の手記》(1841‐42),ドストエフスキーの《貧しき人々》(1846)などが流行の終りを飾る19世紀の傑作である。 17世紀後半から18世紀にかけての書簡体小説の出現は,ヨーロッパ諸国で道路網が整備され,郵便馬車による郵便制度が確立されるに伴って,手紙の交換がしだいに人々の日常生活の一部になるという社会的背景を基盤としている点では,セビニェ夫人の《書簡集》に代表される17世紀以降の書簡文学littérature épistolaireの隆盛とも無縁ではない。それまで手紙を書くことをしなかった人々を対象とした模範書簡文集の出版という当初の企画が発展して,あわれな娘パミラの物語がリチャードソンによって創作されたのも,この間の事情を示すエピソードである。…

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