朝まだき(読み)アサマダキ

デジタル大辞泉 「朝まだき」の意味・読み・例文・類語

あさ‐まだき【朝まだき】

夜の明けきらないころ早朝
「―より怒鳴り立つるに」〈柳浪黒蜥蜴
[類語]明け方夜明け未明明け黎明朝明け残夜かわたれ時白白明け朝ぼらけ有明東雲しののめ払暁早暁薄明夜明け前鶏鳴あした朝方朝っぱら早朝モーニング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝まだき」の意味・読み・例文・類語

あさ‐まだき【朝まだき】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「まだき」はその時間にはまだ早いの意 ) 朝、まだ夜が明けきらない時。早朝。
    1. [初出の実例]「あさまだきおきてぞ見つる梅の花夜のまの風の後めたさに〈元良親王〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)春・二九)
    2. 「朝(アサ)まだきの霧隠(きりがくれ)に、追っ返しつ半時計り同士軍をぞしたりける」(出典太平記(14C後)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android