朧月夜(読み)オボロヅキヨ

デジタル大辞泉 「朧月夜」の意味・読み・例文・類語

おぼろ‐づきよ【×朧月夜】

おぼろ月の出ている夜。おぼろ夜。また、古くは、おぼろ月のこと。おぼろづくよ。 春》「人黒し―の花あかり/子規
[類語]月夜朧夜夕月夜星月夜雪月夜宵月夜薄月夜十三夜十五夜十六夜

おぼろづくよ【朧月夜】

源氏物語の中の「花の宴」「賢木さかき」の巻に登場する人物。二条太政大臣の娘で、弘徽殿こきでん太后の妹。朱雀院御匣殿みくしげどの。のち、尚侍ないしのかみ

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精選版 日本国語大辞典 「朧月夜」の意味・読み・例文・類語

おぼろ‐づきよ【朧月夜】

  1. 〘 名詞 〙 おぼろにかすんでいる月。また、おぼろ月の出ている夜。おぼろづくよ。朧夜。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「このころのおほろ月夜にしのびて物せむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

おぼろ‐づくよ【朧月夜】

  1. 〘 名詞 〙おぼろづきよ(朧月夜)

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デジタル大辞泉プラス 「朧月夜」の解説

朧月夜(おぼろづきよ)

日本唱歌題名作詞高野辰之作曲岡野貞一。発表年は1914年。2007年、文化庁日本PTA全国協議会により「日本の歌百選」に選定された。

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