木場(林業)(読み)きば

百科事典マイペディア 「木場(林業)」の意味・わかりやすい解説

木場(林業)【きば】

木材集散に便利な地に設けられる貯木場。おもに広い水面を利用する。陸上輸送が発達する以前は木曾川の熱田白鳥,熊野川新宮,米代川の能代など多くは河口に設けられた。木材需要が急増する江戸初期以降は江戸の木場のように木材取引市場の性格が強いものも発達した。産地における集積地は〈こば〉〈どば〉と呼ばれる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android