木曽路(読み)キソジ

デジタル大辞泉 「木曽路」の意味・読み・例文・類語

きそ‐じ〔‐ぢ〕【木曽路】

中山道なかせんどうの、鳥居峠付近から馬籠まごめ峠に至る間をいう。奈良時代初めに開かれ、江戸時代には贄川にえかわ宿から馬籠宿まで11宿が置かれた。木曽街道
中山道異称。木曽街道。

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共同通信ニュース用語解説 「木曽路」の解説

木曽路

レストラン飲食店を運営し、本社は名古屋市。1952年設立。2001年に東証1部に上場した。しゃぶしゃぶ・日本料理店「木曽路」を中核として、居酒屋素材屋」、和食レストラン「鈴のれん」、焼き肉「じゃんじゃん亭」など全国に約170店の店舗を持つ。14年3月末の社員数は約1210人。14年3月期の売上高(単体)は457億円。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「木曽路」の意味・わかりやすい解説

木曽路
きそじ

山道(なかせんどう)のうち、信濃(しなの)馬籠(まごめ)より贄川(にえかわ)までの11か宿を結ぶ街道。江戸幕府の道中方の見解は前記のとおりであるが、正確には京よりみて美濃(みの)落合宿の1里先の美濃・信濃国境より信濃贄川宿の2里先の桜沢橋までの街道をさし、この間に木曽十一か宿があった。これは古代の東山道(とうさんどう)の一部として、702年(大宝2)美濃岐蘇(きそ)の山道が開かれ、11年後の713年(和銅6)美濃・信濃2国間の吉蘇(きそ)路(岐岨(きそ)路とも書く)が竣工(しゅんこう)したのを始源とするが、その道筋や駅は移動、再興を繰り返し、江戸時代の木曽十一か宿のコースとかならずしも一致してはいない。木曽路は山の中を走り、断崖(だんがい)絶壁を通るため人馬の往来も少なかったが、のちには東海道に次ぐ殷賑(いんしん)の街道となった。なお、木曽街道とは、中山道の別称でもある。現在でも史跡、名勝に富み、妻籠(つまご)宿(長野県南木曽(なぎそ)町)は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

丸山雍成


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日本の企業がわかる事典2014-2015 「木曽路」の解説

木曽路

正式社名「株式会社木曽路」。英文社名「KISOJI CO., LTD.」。小売業。昭和27年(1952)「株式会社まつば喫茶」設立。同49年(1974)現在の社名に変更。本社は名古屋市昭和区白金。飲食チェーン店。中部地盤に首都圏・関西圏に進出。主力のしゃぶしゃぶ店「木曽路」は業界トップクラス。イタリア料理・居酒屋など業態を多角化。東京証券取引所第1部・名古屋証券取引所第1部上場。証券コード8160。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「木曽路」の解説

きそじ【木曽路】

長野の日本酒。酒名は、木曽路を往く旅人たちに愛される酒となるようにとの願いを込めて命名。大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒、普通酒がある。平成10年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦、山田錦など。仕込み水は木曽川源流の伏流水。蔵元の「湯川酒造店」は慶安3年(1650)創業。所在地は木曽郡木祖村大字薮原。

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デジタル大辞泉プラス 「木曽路」の解説

木曽路〔日本酒〕

長野県、株式会社湯川酒造店の製造する日本酒。純米大吟醸酒、純米酒、本醸造酒などがある。

木曽路〔飲食チェーン〕

株式会社木曽路が展開する和食店のチェーン。主なメニューはしゃぶしゃぶ。

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