木村庄之助(読み)きむら しょうのすけ

美術人名辞典の解説

木村庄之助

大相撲立行司。本名後藤子之吉。栃木県生。式守子之吉で初土俵を踏み、錦太夫・与太夫を経て、十五代式守伊之助となり、後二十代庄之助を襲名した。玉錦、双葉山時代の名行司で、相撲協会から松翁尊称を許された。また行司初の勲五等の叙勲を受けた。昭和15年(1940)歿、63才。

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デジタル大辞泉の解説

きむら‐しょうのすけ〔‐シヤウのすけ〕【木村庄之助】

相撲行司の宗家。寛永年間(1624~1644)、真田伊豆守(さなだいずのかみ)の家臣であった中立羽左衛門(なかだちうざえもん)が、江戸で勧進相撲を興行して行司になったのに始まり、3代目から改姓、以来代々木村庄之助を名乗る。現在では筆頭立行司(たてぎょうじ)の名。

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百科事典マイペディアの解説

木村庄之助【きむらしょうのすけ】

相撲行司の最高位で立(たて)行司の筆頭。行司九重(ここのえ)庄之助〔?-1739〕が中立(なかだち)庄之助を経て,1726年に木村庄之助を名乗ったのが初代。現在は式守伊之助から庄之助になる昇進形式が多い。2013年11月より第37代目。→行司

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世界大百科事典 第2版の解説

きむらしょうのすけ【木村庄之助】

相撲行司の最高位で立(たて)行司の筆頭。初代は,初め九重庄之助と名のったが,1708年(宝永5)中立(なかだち)庄之助と改め,江戸相撲行司家の第一人者となり年寄兼務。さらに26年(享保11)に木村庄之助と改名,行司木村家の総帥となり,39年(元文4)没。その後,九重,中立の名のりは,年寄名跡として復活し,今日に及ぶ。2代目は初め木瀬庄太郎から木村庄太郎(初代),庄蔵,庄之助と改め,49年(寛延2)熊本の吉田追風の故実門人となり,志賀清林(架空の平安朝行司)を流祖とする家系に改める。

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大辞林 第三版の解説

きむらしょうのすけ【木村庄之助】

相撲の立行司たてぎようじの名。行司の最高位。1726年に中立なかだち庄之助が改名して初代となり、代々立行司を務めたと伝えられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木村庄之助
きむらしょうのすけ

大相撲の行司最高位の名跡 (みょうせき) で,立行司 (たてぎょうじ) を務め結びの一番を裁く。中立羽左衛門を祖とし,3代目中立庄之助が木村庄之助と改名,以後この名跡が確立したと伝えられるが,これは江戸相撲興隆期の明和年間 (1764~72) に活躍して6代目を称した木村庄之助の作成した家系図によるもので,史実は明らかでない。実際にその名が番付面に現れるのは3代目とされる木村庄之助が享保 11 (1726) 年の江戸番付に「中立庄之助改め木村庄之助」としてみえるのが最初である。紫房の軍配団扇 (うちわ) ,素袍折烏帽子 (すおうおりえぼし) に短刀を帯び,土俵上で草履を許されている。もう一人立行司として式守伊之助がいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木村庄之助
きむらしょうのすけ

江戸時代から続く最高権威の行司。近年は横綱の結びの一番だけ裁定する。初め九重(ここのえ)庄之助と名のり、1708年(宝永5)に中立(なかだち)と改名、さらに1726年(享保11)に木村庄之助と改め、代々立(たて)行司(おもだった行司)として、当代35代目を数える。1769年(明和6)に式守伊之助が出現してより、江戸相撲(ずもう)は木村、式守の2家になり、それぞれ行司を養成し、式守が木村を名のることはなかったが、明治に入ってから式守伊之助を経て木村庄之助に昇進する例が開かれ、庄之助の次位が伊之助という序列になり、両者とも立行司である。1827年(文政10)6代目庄之助のとき、架空の先祖3人を創作水増ししたため現在の代数になる。[池田雅雄]

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精選版 日本国語大辞典の解説

きむら‐しょうのすけ【木村庄之助】

相撲の行司。現在は立行司の筆頭格である。
[一] 三代。名は正智。寛永(一六二四‐四四)頃、真田伊豆守の家臣であった中立羽左衛門清重を流祖としてはじめて木村庄之助を名のる。以後、代々の世襲名となる。生没年未詳。
[二] 一九代。本名鬼頭多喜太。一三歳で相撲界にはいり、五〇年間精勤。東京大相撲協会の設立に功績があった。明治二~昭和七年(一八六九‐一九三二

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