コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

木村泰賢 きむらたいけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木村泰賢
きむらたいけん

[生]1881.8.11. 岩手
[没]1930.5.16. 東京
インド哲学者。東京大学を卒業し (1909) ,のち同大学講師 (12) ,助教授に任じられ (17) ,ヨーロッパ,アメリカに留学 (19~22) 。文学博士 (22) 。のち,教授に任じられてインド哲学を担当 (23) 。漢訳仏典のみを資料として正統バラモン哲学を論じたそれ以前の学風を脱し,直接原典資料を駆使し,新たな学風を興した。仏教思想研究にも大きく貢献したが,現職のまま死亡した。主著印度哲学史』 (13) ,『印度六派哲学』 (15) ,『原始仏教思想論』 (22) ,『阿毘達磨論の研究』 (22) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

きむら‐たいけん【木村泰賢】

[1881~1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

木村泰賢 きむら-たいけん

1881-1930 大正-昭和時代前期のインド哲学者,仏教学者。
明治14年8月11日生まれ。曹洞宗(そうとうしゅう)大学林(現駒沢大)をへて,東京帝大で高楠(たかくす)順次郎にまなぶ。著作「印度六派哲学」で大正7年学士院恩賜賞。12年東京帝大教授。わが国における近代仏教学を開拓したひとり。昭和5年5月16日死去。50歳。岩手県出身。幼名は二蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

きむらたいけん【木村泰賢】

1881‐1930(明治14‐昭和5)
インド学・仏教学者。岩手県生れ。東京帝国大学印度哲学科卒業。宇井伯寿とともに高楠順次郎より学をうける。《印度六派哲学》(1915)で学士院賞受賞。イギリス留学を経て《阿毘達磨論の研究》(1922)では新学位令による同大学最初の文学博士号を取得。1923年から急逝するまで同大学印度哲学科の教授を務める。主著に小乗仏教アビダルマの煩雑な思想を達意な手法で整理・統合した《小乗仏教思想論》(1935),《印度哲学宗教史》(1914。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

きむらたいけん【木村泰賢】

1881~1930) 仏教学者。岩手県生まれ。東大教授。著「六派哲学」「阿毘達磨あびだつま論の研究」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木村泰賢
きむらたいけん
(1881―1930)

大正・昭和初期のインド哲学・仏教学者。明治14年8月11日、岩手県に生まれる。幼名は二蔵。幼時期に酒屋に奉公に出されるなど苦労したが、やがて曹洞宗(そうとうしゅう)大学(現、駒沢(こまざわ)大学)に進み、さらに東京帝国大学を卒業して、1912年(大正1)同大学講師、1923年より教授となる。著書には恩師高楠順次郎(たかくすじゅんじろう)との共著『印度(いんど)哲学宗教史』、学士院恩賜賞の『印度六派哲学』、学位取得論文である『阿毘達磨(あびだるま)論の研究』などの学術的業績のほか、『解脱(げだつ)への道』などの啓蒙(けいもう)的な著述もある。日本における近代仏教学の開拓者の一人として活躍したが、東大在職中に50歳で没した。[池田練太郎]
『『木村泰賢全集』全6巻(1968~1969/オンデマンド版・2004・大法輪閣)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

木村泰賢の関連キーワード恩賜賞受賞者大毘婆沙論木村

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android