デジタル大辞泉
「阿毘達磨」の意味・読み・例文・類語
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あびだつま【阿毘達磨】
- 〘 名詞 〙 ( [梵語] abhidharma の音訳。経典のうちで智慧(ちえ)によって真理を明らかにしていくものの意 ) 三蔵の一つである論蔵のこと。対法。大法。勝法。あびだるま。
- [初出の実例]「此の商人(あきびと)の中に一人有て、阿毗達磨と云ふ法門を読む」(出典:今昔物語集(1120頃か)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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阿毘達磨
あびだつま
サンスクリット語 abhidharmaの音写。阿毘曇,毘曇とも音写され,論,対法などと訳される。「教法の究明」の意。釈尊の死後,その教説は集成されたが,次第にこれを整理し,教説の解釈,注釈,理解などを通じていくつかの学説に発展した。このような究明を阿毘達磨という。したがって釈尊の教説をあらゆる角度から分析的に説明することを特色とする。部派仏教時代には,とりわけこの特色をもった論書の作成が顕著で,現在ではスリランカの南方上座部と,文献が漢訳された説一切有部に属するものが完全な形をもつ。たとえばスリランカの上座部は,論蔵をもつが,それは法集などの7論書より成り,そののちこれらの論書の注釈書あるいは数多くの論書が作成された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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阿毘達磨【あびだつま】
阿毘曇(あびどん),毘曇とも。対法と漢訳される。法の研究,論の意。三蔵の一つである論蔵の名称でもある。後には小乗の研究にだけ使われるようになった。
→関連項目小乗仏教
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の阿毘達磨の言及
【小乗仏教】より
…仏教の創始者釈迦の滅後約100年して(前3世紀半ばアショーカ王の頃と思われる)仏教教団はしだいに20ほどの部派に分裂し,煩瑣にして壮大な論蔵(アビダルマ(阿毘達磨)abhidharma)を打ち立て論争を行った。この時代の仏教を小乗仏教といい,西洋中世のキリスト教のスコラ哲学に比肩される。…
※「阿毘達磨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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