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阿毘達磨 あびだつま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿毘達磨
あびだつま

サンスクリット語 abhidharmaの音写。阿毘曇,毘曇とも音写され,論,対法などと訳される。「教法の究明」の意。釈尊の死後,その教説は集成されたが,次第にこれを整理し,教説の解釈,注釈,理解などを通じていくつかの学説に発展した。このような究明を阿毘達磨という。したがって釈尊の教説をあらゆる角度から分析的に説明することを特色とする。部派仏教時代には,とりわけこの特色をもった論書の作成が顕著で,現在ではスリランカの南方上座部と,文献が漢訳された説一切有部に属するものが完全な形をもつ。たとえばスリランカの上座部は,論蔵をもつが,それは法集などの7論書より成り,そののちこれらの論書の注釈書あるいは数多くの論書が作成された。

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デジタル大辞泉の解説

あびだつま【××毘達磨】

《〈梵〉abhidharmaの音写。対法・大法・無比法と訳す》
仏の教えを整理・注釈・研究した聖典。論書。
原始仏教で、三蔵の一つである論蔵のこと。
小乗仏教で、論部のこと。

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百科事典マイペディアの解説

阿毘達磨【あびだつま】

阿毘曇(あびどん),毘曇とも。対法と漢訳される。法の研究,論の意。三蔵の一つである論蔵の名称でもある。後には小乗の研究にだけ使われるようになった。
→関連項目小乗仏教

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大辞林 第三版の解説

あびだつま【阿毘達磨】

三蔵の一。経蔵・律蔵につき考察や注釈を表した仏教論書。特に、部派仏教の論をさすこともある。

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世界大百科事典内の阿毘達磨の言及

【小乗仏教】より

…仏教の創始者釈迦の滅後約100年して(前3世紀半ばアショーカ王の頃と思われる)仏教教団はしだいに20ほどの部派に分裂し,煩瑣にして壮大な論蔵(アビダルマ(阿毘達磨)abhidharma)を打ち立て論争を行った。この時代の仏教を小乗仏教といい,西洋中世のキリスト教のスコラ哲学に比肩される。…

※「阿毘達磨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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