日本歴史地名大系 「本別」の解説
本別
ほんべつ
天保郷帳にみえる地名で、鹿部の持場。現町域の中央北寄り、本別川の河口一帯にあたる。寛政三年(一七九一)菅江真澄は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
天保郷帳にみえる地名で、鹿部の持場。現町域の中央北寄り、本別川の河口一帯にあたる。寛政三年(一七九一)菅江真澄は
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北海道中南部、十勝(とかち)総合振興局管内の町。1933年(昭和8)町制施行。国道241号、242号、274号が通じ、道東自動車道の本別インターチェンジがある。JR根室本線池田駅およびJR石北本線北見駅に通じていた北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は、2006年(平成18)に廃止された。町名はアイヌ語の「ポンベツ」(小川の意)による。利別(としべつ)川、美里別(びりべつ)川、本別川などの流域に広がる畑作と酪農の町で、農地面積のうち約65%は豆類、小麦、サトウダイコン(テンサイ)、ジャガイモなどの畑作物。ほかは牧草地で(2016)、乳牛の飼養頭数は多い。乳製品製造、製糖、電気部品、木製品の工場がある。北海道立農業大学校の所在地。観光地として本別川沿いの幽仙峡(ゆうせんきょう)がある。面積391.91平方キロメートル、人口6618(2020)。
[進藤賢一]
『『本別町史』(1977・本別町)』
北海道南東部,十勝支庁中川郡の町。人口8275(2010)。町域は十勝川の支流利別川中流域に位置し,東と西に丘陵地が広がる。中心市街は利別川と支流本別川,美里別(びりべつ)川の合流点に発達し,国道242号線が通じ,274号線を分岐する。道東自動車道のインターチェンジがある。1893年はじめて和人が入植し,1910年に網走線(のちの北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は,2006年廃線)の開通以後,本格的に開拓が進んだ。森林が町域の過半を占め,林業が町の発展に重要な役割を果たしてきた。酪農を主とし,小麦,テンサイ,豆類などを産する。製糖,乳製品,木材加工などの工場もある。本別駅西方の美里別川沿いに本別温泉(セッコウ泉,43℃)がある。
執筆者:奥平 忠志
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…町域は十勝川の支流利別川中流域に位置し,東と西に丘陵地が広がる。中心市街は利別川と支流本別川,美里別(びりべつ)川の合流点に発達し,北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線,国道242号線が通じ,274号線を分岐する。1893年はじめて和人が入植し,1910年に網走線(現,北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線)の開通以後,本格的に開拓が進んだ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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