出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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[概念]
〈東欧〉という概念は一般的には第2次世界大戦後に成立した〈ヨーロッパの社会主義諸国〉をさして用いられてきた。その意味でそれは政治的な概念であるが,この意味での〈東欧〉は,たかだか40年余りの歴史を持っているにすぎない。では,歴史的には〈東欧〉という概念にはどのような意味が与えられてきたのであろうか。 一般に〈東欧〉が〈西欧〉と分けて論じられはじめたのは18世紀末と言われ,当時それは〈スラブ世界〉と同じであった。…
…しかも前述のように,この地域の河川が交易の便をもたらしたため,11,12世紀以降,多数の都市が内陸各地に成立し,農村と不可分な経済関係を保ちつつ,やがて地中海地域をしのぐ先進性を発揮することができた。 第3は,東ヨーロッパ地域で,ここはロシア平原といわゆる東欧諸国を含むヨーロッパ大陸の胴体の部分である。その内陸部は,いずれも海から遠く,気候は大陸型で,黒海沿岸を除いては,冬は極度に寒く雨量は少ない。…
※「東ヨーロッパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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