松井石根(読み)まつい いわね

美術人名辞典の解説

松井石根

陸軍大将。愛知県生。陸大卒業後、参謀本部に入り、中国・欧米に駐在。のちハルビン特務機関長となる。ジュネーブ軍縮本会議の陸軍代表。中支方面軍・上海派遣軍の指令官を歴任する。昭和23年(1948)歿、71才。

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百科事典マイペディアの解説

松井石根【まついいわね】

陸軍大将。名古屋生れ。陸大卒。ウラジボストク派遣軍参謀,第11師団長,台湾軍司令官等を歴任。中国通として知られた。1937年から中支方面軍司令官として上海・南京攻略の最高指揮官となった。東京裁判南京大虐殺の責任を問われ死刑。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松井石根 まつい-いわね

1878-1948 明治-昭和時代前期の軍人。
明治11年7月27日生まれ。第十一師団長,ジュネーブ軍縮会議全権委員,台湾軍司令官などを歴任。昭和8年陸軍大将。日中戦争では上海派遣軍司令官,中支那方面軍司令官となる。南京大虐殺の責任者としてA級戦犯となり,昭和23年12月23日処刑された。71歳。愛知県出身。陸軍大学校卒。

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大辞林 第三版の解説

まついいわね【松井石根】

1878~1948) 軍人。陸軍大将。愛知県生まれ。1937年(昭和12)中支方面軍司令官。戦後、南京虐殺事件の責任者として、 A 級戦犯となり絞首刑。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

松井石根
まついいわね

[生]1878.7.27. 愛知
[没]1948.12.23. 東京
陸軍軍人。 1896年陸軍士官学校,1906年陸軍大学校卒業。 21年ハルビン特務機関長,軍事参議官など歴任後,33年台湾軍司令官,大将。 35年に予備役に入った。 37年日中戦争の開始で召集され,上海派遣軍司令官,11月に編成された中支那派遣軍司令官となり,12月に南京を攻略した。 38年に復員し,その後は大政翼賛会などに関係。第2次世界大戦後の 48年,南京大虐殺の責任を問われて,A級戦犯として刑死

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松井石根
まついいわね
(1878―1948)

明治・大正・昭和時代の軍人。明治11年7月27日、名古屋に生まれる。1897年(明治30)陸軍士官学校卒業。陸軍大学校在学中、日露戦争に従軍。1906年(明治39)から1919年まで参謀本部員、その間中国に駐在すること前後2回8か年に及び、国民党の袁世凱(えんせいがい)打倒に協力した(軍部内の「南方派」の一人)。1918年(大正7)大佐、1923年少将、1927年(昭和2)中将、1933年大将に昇進し、1935年予備役となる。その間、歩兵第二九連隊長、浦塩(ウラジオ)派遣軍参謀、ハルビン特務機関長、第三五旅団長、参謀本部第二部長、第一一師団長、ジュネーブ一般軍縮会議全権委員、台湾軍司令官、軍参議官を歴任した。1937年日中戦争が起こり現役に復帰、8月上海(シャンハイ)派遣軍司令官、10月中支那(しな)方面軍司令官となり、首都南京(ナンキン)を攻略し、翌1938年3月復員。年来大アジア主義を主張し、晩年は熱海(あたみ)伊豆山に隠棲(いんせい)して、観音堂戒壇を建立し日中両国の犠牲兵を合祀(ごうし)した。敗戦後、極東国際軍事裁判において南京占領時の大残虐事件の責により死刑を宣告され、昭和23年12月23日処刑された。[洞 富雄]
『横山健堂著『松井大将伝』(1938・八紘社) ▽松井七夫著『兄松井石根を語る』(1938・富士書房) ▽田中正明著『“南京虐殺”の虚構(松井大将の日記をめぐって)』(1984・日本教文社)』

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世界大百科事典内の松井石根の言及

【南京大虐殺】より

…1937年(昭和12)8月,日中戦争は華北から華中に拡大,日本軍は上海で中国軍の激しい抗戦に直面し,大きな損害を被った。11月上旬ようやく中国軍を退却させると,中支那方面軍(軍司令官松井石根大将)は,指揮下の上海派遣軍(軍司令官朝香宮鳩彦王中将)と第10軍(軍司令官柳川平助中将)を,与えられていた任務を逸脱して国民政府の首都南京に向かって急進撃させた。上海戦で疲労し,凱旋の期待を裏切られた日本軍兵士は自暴自棄となり,補給がともなわず現地徴発に頼ったこと,中国侮蔑感情や戦友の仇を討つという郷党意識にとらわれていたことなども加わって,南京への進撃途上ですでに略奪・強姦・虐殺・放火などの非行が常態化する状況となった。…

※「松井石根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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