明治〜昭和期の国文学者,教育家 東京文理科大学教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
国語・国文学者。千葉県銚子(ちょうし)市生まれ。宮内君浦(みやうちくんぽ)(1826―1900)の次男、1882年(明治15)に松井家の養子となる。1890年帝国大学文科大学教育学科卒業。1892年学習院教授、1901年(明治34)東京高等師範学校(後の東京文理科大学)教授、1929年(昭和4)東京文理科大学(現、筑波(つくば)大学)教授。同大学附属図書館長、学長事務取扱をも務める。1897年ごろより国語辞典の編纂(へんさん)に着手、20余万語を収録した『大日本国語辞典』(1915~1919刊)を完成。爾後(じご)、屈指の国語辞典として後出の辞典に与えた影響はきわめて大きい。その編纂のために収集した蔵書は、静嘉堂(せいかどう)文庫に一括収蔵されている。『庭訓往来(ていきんおうらい)諸抄大成』(1903刊)などの著書がある。
[峰岸 明 2018年10月19日]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…上田万年・松井簡治共著(実際は松井著)の国語辞書。初版は本文4冊(1915‐19),著索引1冊(1928)。…
※「松井簡治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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