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栄華物語(栄花物語) えいがものがたり

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世界大百科事典 第2版の解説

えいがものがたり【栄華物語(栄花物語)】

宇多天皇から堀河天皇寛治6年(1092)にいたる15代およそ200年間の宮廷貴族の歴史を,仮名文を用いて編年体物語ふうに記した歴史物語。古写本では《栄花物語》と書く。40巻(異本30巻)。藤原道長の栄華を主としているところから書名がつけられ,また世代継承の物語でもあるから,《大鏡》とともに別名を《世継》または《世継物語》ともいう。《源氏物語》にならい毎巻巻名がつけられており,巻三十〈鶴の林〉までを正編,巻三十一〈殿上の花見〉以下10巻を続編とし,続編は正編の作者とは別人によって書き継がれていったものと考えられる。

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世界大百科事典内の栄華物語(栄花物語)の言及

【駒競行幸絵巻】より

…《栄華物語》こまくらべの巻に記される1024年(万寿1)9月藤原頼通邸高陽院(かやいん)での駒競べの盛儀を描いた絵巻。14世紀初めころの制作で,王朝の風雅をしのぶ鎌倉時代貴族の回顧趣味を背景に生まれた絵巻の一つ。…

【細男】より

…声納,青農,精農などとも記し,〈さいのお〉〈くわしお〉などとも読む。大社寺の祭礼に巫(みこ),師子舞,田楽(でんがく),王の舞,十烈(とおつら),猿楽などとともに出た芸能で,《栄華物語》巻二十四に,〈御霊会の細男の手拭して顔隠したる心地するに〉とあるように,その芸態は,烏帽子姿の者が白布で顔を隠し,胸につけた鼓を打つ。平安時代末の姿を伝える《年中行事絵巻》の祇園御霊会の図中に,馬乗姿が描かれている。…

【田楽】より


[田植を囃す楽]
 稲作の諸工程のうち,田植に囃しや歌を奏するのは日本固有の儀礼ではなく,広く照葉樹林文化圏の特色であったらしい。《類聚国史》貞観8年(866)閏3月1日条の清和天皇行幸の記事に〈覧耕田,農夫田婦雑楽皆作〉とあるのや,《栄華物語》御裳着(みもぎ)巻に1023年(治安3)5月のこととして見える情景がそれである。藤原道長が土御門殿で大宮藤原彰子のために催したこのおりの田植では,〈でむがく〉と呼ぶ腰太鼓,鼓,笛,すりささらなどで囃し,田植歌がうたわれている。…

※「栄華物語(栄花物語)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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