梃子でも動かない(読み)てこでもうごかない

精選版 日本国語大辞典 「梃子でも動かない」の意味・読み・例文・類語

てこ【梃子】 でも=動(うご)かない[=行(ゆ)かぬ]

どのようなことをしても、その場から動かない。どのようなことがあっても、決意信念などを変えない。絶対に動かない。
※俳諧・大矢数千八百韻(1678)一五「中食に場の捨石見わたして 手木(コ)てもうこかぬしはん坊也」

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デジタル大辞泉 「梃子でも動かない」の意味・読み・例文・類語

梃子てこでもうごか◦ない

どのような手段を用いてみても、絶対にその場から動かない。どのようなことがあっても信念を変えない。「一度こうと決めたら―◦ない人」
[類語]強情かたくないこじ意地っ張り片意地業突く張り強情っ張り頑固頑強頑迷一徹石頭気難しい意地になる意地を張る我を張る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「梃子でも動かない」の解説

梃子でも動かない

たとえ梃子を使っても動かない。どのような説得・手段を講じても、その場から動かない。どのようなことがあっても、決意・信念などを変えない。

[使用例] 自分でこうといい出したらてこでもうごかない鈴むらさんの相手になって[久保田万太郎*続末枯|1918]

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