室町前期の連歌師。俗名朝山小次郎師綱(もろつな)。出雲(いずも)国(島根県)朝山郷の出身で、足利義満(あしかがよしみつ)に近侍した。和歌は冷泉(れいぜい)為秀に、連歌は二条良基、周阿に学んだ。1385年(元中2・至徳2)10月18日の石山寺倉坊での『何船(なにふね)百韻』などに一座。91年(元中8・明徳2)と1404年(応永11)に将軍の使者として九州薩摩(さつま)に下向。出家後、東国巡遊。晩年は京洛(きょうらく)の連歌界に復帰。『袖下(そでした)集』『長短抄』『梵灯連歌合』『梵灯庵主(あんじゅ)返答書』などの著があり、宗砌(そうぜい)の『初心求詠集』も、梵灯の教えを祖述したものである。『新後拾遺(ごしゅうい)集』『新続古今(しんしょくこきん)集』にも各一首入集されている。
[島津忠夫]
『木藤才蔵著『連歌史論考 上』(1971・明治書院)』
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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