検見川(読み)けみがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「検見川」の意味・わかりやすい解説

検見川
けみがわ

千葉県中部,千葉市花見川区美浜区にまたがる地区。旧町名。 1937年千葉市に編入。第2次世界大戦前まではノリ養殖中心とする漁村であったが,戦後は台地上が住宅地として発展近年海岸が大規模に埋立てられ,海浜ニュータウンの建設が進行している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「検見川」の意味・わかりやすい解説

検見川
けみがわ

千葉市花見川区北西部の地区。東京湾に臨む。旧検見川町。江戸時代、検見川湊(みなと)があり、遠浅の東京湾岸ではノリ養殖が行われ、台地上ではサツマイモが栽培されていた。第二次世界大戦後、海面が埋め立てられ、台地上ともども住宅地域を形成している。1951年(昭和26)、大賀一郎(おおがいちろう)が当地泥炭層から古代ハスの実を発見、開花させた(大賀ハス)。

[山村順次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「検見川」の意味・わかりやすい解説

検見川【けみがわ】

千葉県千葉市の一地区。かつては東京湾の一漁村であったが,現在は総武線,京成電鉄が通じる近郊住宅地として発展,東京方面への通勤者が多い。付近から縄文(じょうもん)時代の丸木舟や古代のハスの実が発見された。近海航路向けの無線送信所がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android