標的型メール(読み)ひょうてきがためーる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「標的型メール」の意味・わかりやすい解説

標的型メール
ひょうてきがためーる

標的型攻撃目的としたEメール特定企業組織個人などをねらい、添付ファイルの不正なプログラムを実行させるために送りつけられる。標的型攻撃メールともよばれる。メール内容を業務上必要なものと誤認させるようにしてあるなど、人間をだます行為を介在させることから、ソーシャルエンジニアリングの一種とされる。組織や個人の機密情報を入手することや、企業や組織のネットワークシステム管理者権限を奪うことを目的として行われる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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