改訂新版 世界大百科事典 「権利のための闘争」の意味・わかりやすい解説
権利のための闘争 (けんりのためのとうそう)
Der Kampf ums Recht
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ドイツの法学者イェーリングの著書。講演を一般読者向けに補訂し出版(1891)したもので、人間にとって法とは何かを、著者独自の史観により、文学的で雄勁(ゆうけい)な筆致で説いている。「法の目標は平和であり、それに達する手段は闘争である」という有名なことばをもって始まり、他人から権利侵害や権利圧迫を受けたとき抗議闘争をするのは、単なる損害の回復ではなく、人格の回復である。さらに、このような権利のための闘争は、国家社会の法の制定に役だつのだから、各人の社会に対する義務である、とする。優れた法学入門書として、いまなお広く世界的に読まれている。
[小林孝輔]
『小林孝輔・広沢民生訳『権利のための闘争』(1978・日本評論社)』
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...