横たえる(読み)ヨコタエル

デジタル大辞泉 「横たえる」の意味・読み・例文・類語

よこ‐た・える〔‐たへる〕【横たえる】

[動ア下一][文]よこた・ふ[ハ下二]
横にする。横に寝かせる。「からだを―・える」
横にして身に帯びる。携える。「太刀を腰に―・える」
[類語]横たわる寝転ぶ寝転がる寝そべる倒すひっくり返すくつがえ転がす転ばすかす裏返す翻す跳ね返す転覆逆転逆様寝かす寝るせるまくらする横臥おうがする安臥あんがする仰臥ぎょうがする伏臥ふくがする側臥そくがする横になる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横たえる」の意味・読み・例文・類語

よこ‐た・える ‥たへる【横たえる】

〘他ア下一(ハ下一)〙 よこた・ふ 〘他ハ下二〙 (室町・近世は「よこだう」とも。室町時代ごろからヤ行にも活用した)
① 横にする。横にねかせる。横におく。横に伏せておく。
書紀(720)雄略一二年一〇月(前田本訓)「琴の声を以て天皇に悟ら使めむと欲し琴を横(ヨコタヘ)て弾きて曰く」
② 横に帯びる。携える。
※米沢本沙石集(1283)六「或は兵杖を横(ヨコタヘ)、狩すなどりをし、合戦殺害少も憚らず」
③ 身に持つ。固持する。
撰集抄(1250頃)三「いつとなく我執をのみよこたへて、果てには寺をさへ滅し侍らん事よ」

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