1950年5月に設置。昇進問題など横綱に関する諸案件について日本相撲協会の諮問に答申する。委員の定員は15人以内で現在は7人。任期は2年で5期10年まで。2019年1月から
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日本相撲(すもう)協会の諮問機関。横綱の推薦や横綱に関する案件について、協会に答申したり、協会の発議に基づいて進言したりする。略称は横審(よこしん)。1950年(昭和25)に三横綱の途中休場で横綱批判が噴出したことをきっかけに、好角家の各界有識者によって横綱を推薦してもらうため設置した。委員の定員は15人以内で、任期は2年、最長5期まで。通常、本場所の千秋楽の翌日に定例会を開催。横綱推薦の諮問を受ける際は定例会で審議し、横綱推薦を答申する。推薦の内規は大関で2場所連続優勝が原則で、それに準ずる成績の力士を推薦する場合は、出席委員の3分の2以上の賛成を要する、とある。初代委員長は貴族院副議長などを務めた酒井忠正(1893―1971)。15代委員長の北村正任(きたむらまさとう)(1941― 。毎日新聞社名誉顧問)は、傷害事件を起こした横綱日馬富士(はるまふじ)(1984― )への対応や、休場続きの横綱稀勢の里(きせのさと)(1986― )への初の「激励」決議を行ったりした。
[徳増信哉 2019年12月13日]
(根岸敦生 朝日新聞記者 / 2007年)
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