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水痘(水ぼうそう) すいとうみずぼうそう Chickenpox

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家庭医学館の解説

すいとうみずぼうそう【水痘(水ぼうそう) Chickenpox】

[どんな病気か]
 水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスの感染によって、全身に水疱性(すいほうせい)の発疹(ほっしん)が出る病気です。
●かかりやすい年齢
 母親から免疫体(めんえきたい)を受け継いでいるので、赤ちゃんのうちはかかることはなく、2~6歳からかかりやすくなるのですが、子どものときに感染をまぬがれて、青年期になってかかる人もいます。一度かかれば終生免疫(めんえき)ができ、二度とかかることはありません。
●流行する季節
 冬から春にかけて流行することが多いものです。
[症状]
 約2週間の潜伏期を経て発病します。急に38~39℃の熱が出て、赤い小丘疹(しょうきゅうしん)が、顔や胸から始まって全身にまばらに現われ、小豆(あずき)大の水疱となり、やがて膿疱(のうほう)になります。2~3日で膿疱は乾いてしぼみ、黒褐色かさぶたになり、7~10日で脱落して治ります。
 これらのいろいろの発疹が、つぎからつぎへと現われるので、水疱、膿疱、かさぶたが混在してみられます。
 発疹の数が少ないと、38~39℃の発熱で、3~4日で下がりますが、発疹の数が多いと、39℃前後の熱が1週間ほど続くことがあります。
●異常経過
 他の病気の治療のために副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン代謝拮抗剤(たいしゃきっこうざい)を使用している子ども、白血病(はっけつびょう)や免疫不全の子どもがこの病気にかかると、重い経過をたどる出血性水痘(しゅっけつせいすいとう)になります。
[治療]
 重くならずに治るのがふつうです。高熱や重症のときは小児科医の治療を受けましょう。入院してアシクロビルの点滴静注が必要なこともあります。
●看護のポイント
 水疱をかきむしって細菌が感染し、化膿(かのう)するとあとが残りますから、水疱が破れたところはピオクタニン液で消毒し、抗生物質を内服して化膿するのを防ぎます。
[予防]
 感染力が強いので、水疱がすべて痂皮(かひ)(かさぶた)になるまで幼稚園や学校は休ませます(学校保健法の規定)。
 帯状疱疹も同じウイルスの感染でおこります。帯状疱疹にかかっている家族がいると、ウイルスが感染して子どもに水痘がおこりますから、帯状疱疹の人と子どもを接触させないようにしましょう。
 予防に有効な予防接種もあります。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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