沢村長十郎(読み)さわむら ちょうじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沢村長十郎」の解説

沢村長十郎(初代) さわむら-ちょうじゅうろう

1675-1734 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
延宝3年生まれ。囃子方(はやしかた)から立役(たちやく)となり,京都,大坂で座本をつとめた。一時,沢村宗十郎(代数にはかぞえない)を名のる。能楽,茶道,俳諧(はいかい)など諸芸に通じていた。享保(きょうほう)19年1月24日死去。60歳。京都出身。通称は備中屋長右衛門。俳名は宗慶。屋号井筒屋

沢村長十郎(4代) さわむら-ちょうじゅうろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
元文2年(1737)初舞台初代沢村宗十郎の門にはいり,安永元年江戸森田座で4代長十郎を襲名。のち亀右衛門と改名し,同座頭取をかねた。立役(たちやく)を得意とし,実悪(じつあく),敵役もよくした。江戸出身。初名は岡田亀次郎。前名は岡田亀十郎,染山喜十郎。俳名は喜長。屋号は井筒屋。

沢村長十郎(2代) さわむら-ちょうじゅうろう

?-1739 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代沢村長十郎の次男。享保(きょうほう)20年名古屋の舞台で2代を襲名。のち大坂の芝居をつとめた。立役(たちやく)で和事を得意とした。元文4年1月12日死去。初名は沢村長三郎。前名は沢村長之介。俳名は慶興。

沢村長十郎(3代) さわむら-ちょうじゅうろう

沢村宗十郎(さわむら-そうじゅうろう)(初代)

沢村長十郎(5代) さわむら-ちょうじゅうろう

沢村宗十郎(さわむら-そうじゅうろう)(5代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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