油坂峠(読み)あぶらざかとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ)「油坂峠」の解説

油坂峠
あぶらざかとうげ

岐阜福井県境にある標高約810メートル。岐阜県郡上市(ぐじょうし)白鳥(しろとり)町と福井県大野市和泉(いずみ)地区を結ぶ国道158号が、峠の下をトンネルで通過しており、峠西側(大野市)の斜面の道路は東側(郡上市)より緩やかである。1893年(明治26)ごろまでは、福井、大野方面へ出る九頭竜(くずりゅう)川沿いの道が開けてなかったので、上流の上穴馬(あなま)地区の住民は、峠を越えて郡上方面と交流していた。

[上島正徳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「油坂峠」の解説

油坂峠
あぶらざかとうげ

福井県東部の大野市岐阜県中部の郡上市にある峠。標高 750m。美濃街道の峠で,現在は国道 158号線が通っている。穴馬郷 (→和泉 ) から大野盆地への道は難所であったため,19世紀末頃まで穴馬郷は,峠越え美濃地方 (岐阜県) との交流が深かった。付近九頭竜川の源流部。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版「油坂峠」の解説

あぶらさかとうげ【油坂峠】

福井県大野郡和泉村と岐阜県郡上(ぐじよう)郡白鳥(しろとり)町の境にある峠。標高750m。九頭竜川の上流穴馬(あなま)長良川の上流上ノ保(かみのほ)川の谷を結び,古くから大野と白鳥間の重要な交通路であったが,越前側は荒島岳直下の峡谷と深い雪のため,穴馬谷は白鳥と交渉が深かった。現在は国道158号線が通じ,冬季を除いてバスが走る。峠の岐阜県側急斜面にスキー場,福井県側に人造の九頭竜湖があって観光地となっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

プラスチックワード

意味のあいまいなままに、いかにも新しい内容を伝えているかのように思わせる言葉。プラスチックのように自由に組み合わせ、さまざまな分野で手軽に使える語をさす。ドイツの言語学者ベルクゼンが提唱。「国際化」「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android