ひやり(読み)ヒヤリ

デジタル大辞泉 「ひやり」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひやり」の意味・読み・例文・類語

ひやり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. つめたさを急に感じるさま。
    1. [初出の実例]「夏ひやりとすずしうあらう為ぞ。その上にふすぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)
  3. 突然の出来事に驚いたり恐怖感を抱いたりするさま。
    1. [初出の実例]「今打たうと振上げた拳の下に立ったやうに、文三はひやりとして」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)
  4. 態度などが冷淡であるさま。
    1. [初出の実例]「ひやりと応へて『何だってね』」(出典:湯島詣(1899)〈泉鏡花〉一〇)

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